女子レジェンドの前で“男のゲーム”発言…プチ炎上もスーネスは我関せず!プレミア本来の魅力を熱弁「常にユニークで肉厚」

2022年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

パレスの元オーナーは擁護「男はどうやら…」

自身の発言を巡る批判をシャットアウトしたスーネス氏。(C)Getty Images

 元スコットランド代表MFグレアム・スーネス氏が、自身の発言を釈明した。

 スーネス氏は現地時間8月14日、プレミアリーグの第2節チェルシー対トッテナム(2-2)における解説担当として、現地放送局『Sky Sports』の番組に出演した。

 すると、劇的な試合展開に加え、際どい判定、両指揮官の衝突と、話題満載のロンドン・ダービーに大興奮。横にイングランド女子代表として144試合に出場したカレン・カーニー氏がいるにもかかわらず、「これは男のゲームだ」「私たちはサッカーを取り戻した、男同士の戦いで」と口にしたのだ。
 
 この発言に、イングランド女子代表OGで、カーニー氏とも共闘したエニオラ・アルコ氏は、「いい加減にして。あなたは普通じゃない」と激怒。SNS上でちょっとした騒ぎとなっているが、スーネス氏に謝罪する気はさらさらない。

 英紙『Daily Mail』によれば、その発言を後悔しているか尋ねられると、「全くないね」と言い切ったうえで、こう語っている。

「説明させてくれ。私は何年も前から、プレミアリーグの成功には審判が大きな役割を担っていると主張してきた。それが他のリーグと同じになっていた。ずっと笛を吹いていて、見ていていい気はしなかったよ。我々のゲームは常にユニークで、もっと肉厚で、もっと面と向かって、もっと激しいものだったが、そこから遠ざかってしまった。

 昨日の私のコメントでは、自分たちのゲームを取り戻したと言った。これこそ、私がかつてプレーしたサッカーだ。そのためにもっと良くならなければならない」
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 同じ場にいたクリスタル・パレスの元オーナー、サイモン・ジョーダン氏は、69歳のリバプール元キャプテンを擁護。「男性が出る試合を説明する男は、『男性』という言葉をどうやら使えないらしい。文脈が分からなくなっているのか?」と訴えている。

「グレアムは1つのゲームについて観察し、自分が見ているものと結びつけて言葉を発したんだ。もし誰かがそれをそれ以上のものに変えるなら、平等という特定の大義名分を不当に扱っていることになる。軽薄な活動主義だ。イングランド女子チームのサッカー選手たちがこの出来事を叫んでいるのを見て、とてもがっかりしている。全く不必要な行動だ」

 言葉は受け取る立場などによって、意味合いが変わってくる。男性側のジョーダン氏は、言葉尻を捕らえた過剰な攻撃だと感じたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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