久保、冨安、南野、三笘…森保監督の目に日本代表選手の現状はどう映っているのか。『俺はこれができる』とアピールしたのは?

2022年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

久保は新天地デビュー戦でいきなり決勝点をマーク

森保監督が欧州でプレーする日本人選手の現状を語った。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の森保一監督が8月16日、オンラインで取材に対応。欧州でプレーする日本人選手について語った。

 先週末や今週末に欧州主要リーグの新シーズンがスタート。新天地デビューを飾る選手がいれば、昨季から継続して怪我に悩まされていた冨安健洋(アーセナル)は、2節で今季初出場を果たした。森保監督は、全体的には小さくない手応えを感じているようだ。

「新シーズンも始まって日本の選手たちもすごく活躍している。怪我人が何人かいたりもしたが、回復して試合に使ってもらっていることも確認できている。得点を取ったり、チームの中心選手としての存在感を発揮している選手が多数いるので、すごく見ていて頼もしい。冨安はこのまま怪我無くコンディションを上げていってもらいたい」
 
 なかでも華々しいスタートを切ったのが、久保建英(レアル・ソシエダ)だ。レアル・マドリーから完全移籍した21歳は、開幕戦でスタメン入りし、いきなり決勝点を叩き込んで見せた。
【動画】現地メディアも称賛!久保建英が決めた圧巻の右足ボレー弾

「素晴らしかった。ゴールに向かっていく姿勢が得点という結果に表われて良かった。本人もポジションを掴むためには、結果が必要だと意識していたと思う。できればボールロストやデュエルの部分もレベルアップを意識してもらいたいが、何より特長は攻撃の良さを発揮すること。今回のように得点を決めたり、決めさせるところに顔を出して、数字で表わせられるようにしてほしい」

 本来MFの久保は、4-4-2の2トップの一角で先発し、結果を残した。指揮官は順応性の部分も高く評価している。

「トップと言うか、トップ下と言うか、トップのフリーマンみたいな感じだったが、他の選手とローテーションしながら、スペースを探して、賢くプレーしていた。ただ、次の試合はどうなるか分からない。レアル・ソシエダは戦術的に戦えるチームだと思うので、対戦相手やチーム状況で、タスクも変わってくる。チームのために順応性のところをまた見せてほしいなと思う」
 

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