【J1展望】2ndステージ・12節|清水-広島|後のない清水は、奇跡を起こせるか?

2015年09月25日 サッカーダイジェスト編集部

清水――守備の改善が最大の焦点。

故障者/清水=ヤコヴィッチ、C・ヨンアピン、三浦 広島=川﨑 
出場停止/清水=なし 広島=なし

J1リーグ 2ndステージ・12
清水エスパルス-サンフレッチェ広島
9月26日(土)/15:00/IAIスタジアム日本平
 
清水エスパルス
2ndステージ成績(11節終了時):17位 勝点8 1勝5分5敗 10得点・20失点
年間成績(28試合終了時):17位 勝点21 4勝9分15敗 32得点・52失点
 
【最新チーム事情】                 
●前節は浦和に大敗。似たスタイルの広島にどこまで食らい付けるか?
●故障離脱中のヤコヴィッチ、C・ヨンアピンは別メニューが続く。
●今週初めに選手が焼肉集会を開いて巻き返しを誓う。
 
【担当記者の視点】
 前節の浦和戦は、田坂監督就任以来リーグ戦最多の4失点で大敗を喫した。「リスクをかけた」(田坂監督)ためにカウンターから失点を重ね、相手にボールを持たれた際も「横のスライドが遅かった」(田坂監督)。今節は浦和と似たスタイルの広島が相手とあって、守備をどこまで改善できるかが最大のポイントだろう。
 
 残留に向けて後がない状況に追い込まれているが、「こういう時こそ前向きに」と語る指揮官の下、悲観的にはなり過ぎていないようだ。今週初めには選手らが開いた焼肉集会は、角田、鄭を歓迎するとともに、決起会を兼ねたひと時となった模様。心機一転、今節は是が非でも勝点を奪いたい。
 
 最終ラインに怪我人を抱えるなど万全とは言えないが、来季もJ1で戦うためにはここで負けるようだと終戦の予感すら漂う。リーグ戦ここ5試合勝利がない広島相手に競り勝ち、"奇跡の序章"とできるか。

次ページ広島――継続と新たな一手の使い分けが鍵に。

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