先発の南野拓実は存在感を示せず…モナコが延長戦の末にPSVに敗北。CL本戦出場は叶わずELへ

2022年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

109分、デヨングに決勝点を献上

第1レグに続き、PSV戦に先発した南野。(C)Getty Images

 現地時間8月9日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)予選3回戦・第2レグで、南野拓実が所属するモナコが、PSVと敵地で対戦。南野は、4―4―2の右サイドハーフで、1―1のドローに終わった第1レグに続いてスタメン出場した。

 10分過ぎから攻勢を強めるも、なかなかチャンスを作れずにいたモナコは、21分に先制を許す。左サイドを崩され、最後はフェールマンに流し込まれた。

 失点直後の23分には、南野が自陣中央から勢いに乗ったドリブルで持ち上がると、相手MFサンガレはたまらず、やや手荒なファウルでストップ。イエローカードを誘発した。

 日本代表の10番は、40分にもするすると持ち上がり、ペナルティエリア手前の味方へパス。通れば大チャンスだったが、足を伸ばした相手にカットされる。

 前半終了間際にはモナコに決定機が到来。昨季はエムバペに次いでリーグ2位の25ゴールを挙げたベン・ヤーデルが縦パスから抜け出し、GKと1対1になるも、GKベニテスの好守に阻まれる。
 
 後半に入っても押し気味に試合を進めるアウェーチームは、58分に同点に追いつく。CKの流れからゴール前で混戦となり、CBのマリパンが押し込んだ。

 一気に2点目を目ざすモナコは68分にこの日4枚目のカードで、南野に代えてマルチンスを投入。すると、そのわずか2分後にカウンターを発動し、最後はマルチンスのクロスにファーで反応したベン・ヤーデルが冷静にフィニッシュ。ついに逆転に成功する。

 このまま逃げ切りたいところだったが、土壇場の89分、FKの流れからグティエレスにヘッドで押し込まれ、必死の反撃を続けるホームチームに同点弾を許す。

 その後、2戦合計3―3で突入した延長戦で、モナコはビッグチャンスを作るも、仕留められずにいると、109分だった。左サイドからのクロスをデヨングにヘッドで叩き込まれ、勝ち越し点を奪われる。

 試合はこのまま終了。先発した南野は思うようにボールを受けられず、存在感を示さなかったなか、モナコは接戦を落とし、CL予選敗退が決定。ヨーロッパリーグに回ることとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】南野、最終ラインの裏に抜け出るも決められず!第1レグでの決定機逸
 
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