【J1】80分以降に2ゴールが生まれるも…。松本と山形の大一番は痛み分けのドローに

2015年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

松本、山形ともに年間順位は変わらず。

移籍後3試合目のキム・ボギョンは、高いテクニックを活かして多くのチャンスに絡んだ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグ第2ステージ・9節の松本対山形が9月23日、松本平広域公園総合球技場で行なわれ、2-2の引き分けに終わった。
 
 試合は開始早々の6分に動いた。左サイドでキープしたキム・ボギョンがエリア内へスルーパスを通し、3列目から飛び出した岩上が沈めて松本が先制する。
 
 さらに、松本は統率された守備でリズムを掴み、26分にはカウンターの流れからキム・ボギョンがチャンスメイク。28分にもキム・ボギョンのスルーパスから決定的な場面を作った。
 
 一方の山形は、まるで攻撃が組み立てられなかったが、35分のワンチャンスを活かした。CKの場面で相手DFに倒された高崎がPKを獲得し、これをディエゴが決めて同点とした。
 
 後半は一進一退の攻防が続いたが、最初にチャンスが訪れたのは山形。左サイドを起点にR・フランク→アルセウ→小椋とつないでサイドチェンジし、最後は宇佐美のクロスにディエゴが飛び込む。これは惜しくもシュートまで持ち込めなかったが、クロスが合っていれば1点という場面を作った。
 
 そして、山形の追加点が生まれたのは83分。セットプレーのカウンターで駆け上がったキム・ボムヨンがサイドチェンジのボールを受け、そのまま中央へカットイン。思い切って右足を振り抜き、松本ゴールを陥れた。
 
 しかし、松本は直後の86分に、交代出場の前田が仕事をやってのける。ペナルティエリア内の左で受けたアタッカーは、DFをひとりかわして左足を一閃。GKのニアを抜いて同点弾を沈めた。
 
 試合はそのまま2-2で終了。勝点3を狙った降格圏チーム同士の対戦は、勝点1を分け合う結果となった。
 
 この結果、松本、山形ともに年間順位は変わらず。前者が16位、後者が18位と苦しい状態が続いている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事