衝撃的惨敗のフランクフルト、4日前に2ゴールの鎌田大地はなぜ起用されなかったのか。「トップフォームだったが…」

2022年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どの選手がバイエルンに対峙しようが関係ない」

チームの完敗をベンチで見届けた鎌田。(C)Getty Images

 現地時間8月5日に行なわれたブンデスリーガの開幕戦で、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトが、絶対王者バイエルンと対戦。ホームで1-6の衝撃的な惨敗を喫した。

 開始5分にヨシュア・キミッヒにFKを叩き込まれると、その後も次々にゴールを奪われ、前半だけで5失点。64分に1点を返したものの、もはや焼け石に水で、83分に6点目を奪われている。

 この試合で、長谷部が81分から途中出場を果たした一方、1日に行なわれたDFBポカール1回戦のマクデブルク戦で本職の2列目ではなくボランチで出場し、2ゴールを叩き込んだ鎌田は出番すら訪れず。ボランチの一角には、セバスティアン・ローデが起用された。

 ドイツ・メディア『SPORTBUZZER』は「オリバー・グラスナー監督は、DFB ポカールで4-0の勝利を収めた後、より守備的な方向性を選択した。キャプテンのローデがカマダのいた中盤の位置に入った」と報道。「だが、前半はどの選手がバイエルンに対峙しようが、ほとんど関係ないように見えた」とこき下ろし、効果をもたらさなかったと指摘している。

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 また、地元紙『Frankfurter Rundschau』 も「カマダはトップフォームだったが、攻撃的MFで(ボランチでは)大胆すぎて、国内最高のチームと対戦することはできなかった」との見解。こちらも「(鎌田とローデの入れ替えは)関係なかった」と綴っている。

 スタメンはともかく、途中投入はできたはずだが、前半で5失点ではもはや打つ手がなかったか。

 ヨーロッパリーグ王者のフランクフルトは、10日にチャンピオンズ・リーグを制したレアル・マドリーとの欧州スーパーカップが控えている。バイエルン戦で出番がなかった鎌田に、この大一番でチャンスが回ってくるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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