「再びエネルギーを失っている」なぜ地元紙記者は開幕戦の旗手怜央に懸念を抱いたのか? 「本当に素晴らしい選手だが…」

2022年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督も同じように考えているのではないか」

開幕のアバディーン戦では66分までプレーした旗手。(C)Getty Images

 長いシーズンを戦い抜くには、心身両面でいかにコンディションを保つかが重要となる。昨シーズン、疲労が終盤戦に影響したセルティックの旗手怜央にとってはなおさらだ。

 日本でフルシーズンをこなしてから1月にスコットランドに渡った旗手は、セルティック加入当初に大活躍して評価を高めたが、シーズンの終わりに向けて"ガス欠"に苦しんだ。運動量が落ち、コーチに試合出場の是非を相談したことは本人が明かしている。

 バカンスでリフレッシュし、プレシーズンをこなして迎えた7月30日のスコティッシュ・プレミアシップ開幕戦。旗手はアバディーンを相手に先発出場し、66分までプレーした。

『THIS IS FUTBOL』は、『SofaScore』のスタッツとして、旗手がアバディーン戦でタックル1回、インターセプト1回を記録し、中盤でのデュエル6回のうち4回を制したことを紹介。また、前線への重要なパスが3本あり、70タッチだったと振り返っている。

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『THIS IS FUTBOL』によると、地元紙『Daily Record』のマーク・グイディ記者は交代について、『Go Radio Football Show』で「もうひとつ懸念があるとすればハタテだ。本当に素晴らしくて良い選手だが、再びエネルギーを失っているようだ」と、旗手の負荷管理が重要になると話した。

「最初の55~60分間でかなり力を出した。キョウゴ(古橋亨梧)と同じだ。(ギオルゴス・)ギアクマキスが控えていたことも分かっている。ただ、監督も同じように考えているのではないかと思うんだ。どのように、もう少しエネルギーレベルをうまく保てるかということだよ。『1時間で代えるからとにかくガンガンいってこい』と言われたのでない限り、分からないな」

 目標にしていたというチャンピオンズ・リーグにも出場する今シーズン、旗手が昨季の経験を生かし、長丁場のシーズンをしっかりと戦いきれるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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