「陸上部のような1年間」E-1得点王の湘南・町野修斗がマリノス時代を回想「全然監督にアピールできず、戦力外」

2022年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

公式戦出場は無く、天皇杯では登録されず…

播戸氏のYoutubeチャンネルに町野が出演。不遇のプロ1年目を振り返った。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 元日本代表FWの播戸竜二氏が8月2日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。先のE-1選手権で日本代表に初選出され、3ゴールを挙げて得点王に輝き、優勝に貢献した湘南ベルマーレの町野修斗がゲスト出演し、プロ1年目などについて語った。

 父が小学校のサッカーチームの監督を務めていた町野は、3歳の頃にはボールを蹴っていたという。小中学校でのポジションは、ボランチ。「ゴールキックやコーナーキック、スローインを全部やって。セカンドボールも拾って、ドリブルして。キック力はあったので、キックオフシュートもかなり決めました」と振り返る。

 高校は大阪の強豪・履正社に進学し、すぐに転機が訪れる。キック力とシュートへの意識の強さを買われFWで起用された試合で、得点をマーク。FWにコンバートされ、ストライカーとしての才能を磨いていく。1年時からプレミアリーグに出場すると、2年時で日本高校選抜に選出。Jクラブからも注目される存在となり、3年時に練習参加していた横浜F・マリノスに卒業後、加入することに。
 
 練習参加時には「結構、いけるかもしれない」と思っていたが、現実は厳しかった。「プライベートの部分や、サッカーのスピードに慣れるのが大変だった」「全然監督にアピールも何もなくて、戦力外。陸上部のような1年間」と回想するように、公式戦出場は無く、天皇杯では登録すらされなかった。

 横浜ではチャンスらしいチャンスを掴めず、「出るしかないなと思って」翌年にはJ3のギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍。播戸氏は「結構早くない?」と驚いたが、後に日の丸を背負って活躍するまでに成長する町野のプロ1年目は、我慢の時期だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】"E-1得点王"町野修斗と播戸竜二氏が対談。プロ1年目は「陸上部のような1年間」だった

【PHOTO】華麗な崩しから仕留め、忍者ポーズ炸裂!代表定着へアピールした町野修斗!
 

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