「また頭痛の種」英紙、ロナウド残留なら定期的な先発落ちの可能性を指摘「少し不機嫌になっただけでも大騒ぎだろうが…」

2022年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督からの指示にあまり満足していない様子だった」

ラージョ戦で前半のみプレーし、早々に帰宅したC・ロナウド。(C)Getty Images

 ようやくの試合出場を果たしたものの、終了を待たずしてスタジアムを後にしたことで、さらに騒ぎは大きくなっている。マンチェスター・ユナイテッドはまだまだ、クリスチアーノ・ロナウドの去就を巡って落ち着かない日々を過ごすことになりそうだ。

 ロナウドはこの夏、クラブに移籍を志願したと言われている。チャンピオンズ・リーグ出場を望んでのこととみられるが、今週末にプレミアリーグ開幕を控えるなか、ビッグネームの去就は定まっていない。クラブやエリク・テン・ハーフ監督は、残留を強調している。

 英紙『Daily Mail』は8月1日、ユナイテッドの今プレシーズンにおける10ポイントを伝える記事の中で、ロナウドが残留した場合、指揮官は一部の試合で起用する必要がないとの見解を示した。

 同紙は「土曜のラージョ・バジェカーノ戦でロナウドがプレシーズンマッチに初めて出場し、オールド・トラフォードの観客から温かく歓迎されたのは朗報だった。悪い知らせは、その彼が45分間しかプレーできず、試合終了を待たずしてスタジアムを去ったことで、テン・ハーフとクラブにまた頭痛の種をもたらしたことだ」と報じている。

「前半、ロナウドは何度かシャープなタッチを見せたが、監督からの指示にあまり満足していない様子だった」

「ロナウドの去就を巡る不確実さが、シーズン序盤戦で集中をそぐことになるのを、テン・ハーフは嫌がるだろう。すぐに良い成績を残そうと必死だからだ」

【画像】試合終了前にスタジアムを後にするC・ロナウド
 さらに、『Daily Mail』紙は「選択肢が減っていても、チャンピオンズ・リーグ出場のために移籍したいというロナウドのスタンスは変わっていない。ユナイテッドはロナウド残留を主張しており、9月1日の移籍市場終了までこの手詰まり感は続くだろう」と続けた。

「ロナウドはプロフェッショナルにトレーニングを続け、その間もユナイテッドのためにできるだけのことをするだろうが、ピッチだろうがベンチだろうがスタンドだろうが、ちょっと不機嫌になっただけでも大騒ぎとなるだろう」

 去就が騒がれるなか、ロナウドは"家庭の事情"でユナイテッドのアジアツアーに参加しなかった。同紙はこの点に触れ、「テン・ハーフは自身の信念を貫く人で、ツアーでロナウドが不在だったことにより、序盤戦で彼を外すのはより簡単になる」と報じた。

「バイエルン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、アトレティコ・マドリーといったクラブが獲得の可能性を断った中で、ロナウドが移籍するという野心を弱めるかどうかは興味深いところだ」

「もしもロナウドが残留し、(アントニー・)マルシアルのような前線の別の選択肢が先発できるほど好調であれば、テン・ハーフはすべての試合でロナウドを起用するのが義務だとは感じないだろう」

 特に重要な試合では常時フル出場を望み、起用法次第では不満も隠さないロナウドだが、テン・ハーフ新監督はうまくマネジメントできるだろうか。去就を含め、今後の進展から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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