「イエス!」“E-1経由カタール行き”の選手はいるのか? 異論なしの森保監督「候補者は何人かいた」

2022年07月28日 サッカーダイジェスト編集部

「各選手に出場時間の差はあったが、アピールする時間があって良かった」

「ワールドカップのメンバーは今後も視察を重ね、選手情報をさらに集めて決めていきたい」と話した森保監督。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月27日、豊田スタジアムで開催されたE-1選手権の最終戦で韓国代表と対戦。相馬勇紀、佐々木翔、町野修斗のゴールで3-0と快勝を収め、4大会ぶり2度目の大会制覇を成し遂げた。
 
 今大会は、11月に開催されるカタール・ワールドカップのメンバー入りに向けた貴重なアピールの場でもあった。その初戦の香港戦では町野、相馬、西村拓真がそれぞれ2ゴールの活躍で6-0の完勝に貢献。第2戦の中国戦は0-0で引き分けるも、韓国戦では先述した3選手が得点という形で猛アピールした。
 
 韓国戦の試合後にオンライン会見に臨んだ森保一監督は、「すべての選手を起用して優勝したいと考えていた。各選手に出場時間の差はあったが、アピールする時間があって良かった」と振り返る。
 
 そして、今大会のメンバーの中でワールドカップに連れていきたい選手はいるかと問われると、「イエス!!」と回答。ただ、具体的な名前は明言せず、「メンバー候補に入る選手は何人かいたが、選ぶかどうかは今後も視察を重ね、これまでの活動とワールドカップに向けた選手情報をさらに集めて決めていきたい」と話すにとどめた。
 
 得点を取った選手はもちろんだが、そのほかにアピールできた選手を挙げるならば、横浜F・マリノスの藤田譲瑠チマだろう。フィールドプレーヤーの中で最年少の20歳は、先発出場した香港戦と韓国戦では持ち味のボール奪取能力を発揮し、堂々としたパフォーマンスを見せた。韓国戦では絶妙なクロスで相馬の先制点をアシストした。
 
 この活躍について指揮官も「良く動いてボールに絡むところ、守備もボールにアタックできるところが素晴らしく、非常にアグレッシブな選手」と評価。一方で、ワールドカップのメンバー入りに向けては、「守備面ではボールを奪い切る、相手を止める力をつけ、攻撃面では展開力の部分で効果的にボールを動かせる中継役として成長してほしい」とさらなるレベルアップに期待を寄せた。
 
 ワールドカップまであと約4か月。果たしてここから本大会のメンバー入りする選手は現われるだろうか。今回のA代表での経験をさらなる成長につなげたい。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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