「韓国に対してコンプレックスは全くない」宿敵撃破を誇る森保監督「どの国とも互角に戦える」

2022年07月28日 サッカーダイジェスト編集部

「直近の日韓戦に続く連勝を収めた」

E-1で4大会ぶり2度目の優勝を果たした日本。森保監督は「みんなの力が結果になって良かった」とコメント。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月27日、豊田スタジアムで行なわれたE-1選手権の第3戦で韓国代表と対戦し、3-0で完勝。4大会ぶり2度目の優勝を果たした。
 
 試合後、森保一監督はオンライン会見で、今大会を次のように振り返った。
 
「優勝を目指してきたなかで、選手たちは日々、努力してくれた。初めて組む選手も多いなかで、こんな短時間で機能したのは間違いなく選手たちがオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチでコミュニケーションを取ってくれたことが良い結果につながったと思うし、チームスタッフが同じ画を持てるように努力してくれた。みんなの力が結果になって良かった」
 
 韓国戦は「魂を込めて戦い、球際で勝って、サイドから攻撃を仕掛ける」ゲームプランだったことを明かしたうえで、「今日の試合は勝たなければいけないなかで、選手たちがそのプレッシャーに動じることなく、そして慌てることなく、魂を込めて(試合の)入りから"勝つんだ"という気持ちを出し、ハードワークして球際の部分を制して3得点できた。選手たちが今大会を通じて自分たちの価値と、Jリーグの価値を上げるために、自信を持って戦ってくれた」と労った。
 
 24日の第2戦・中国戦では、ボールを保持するも攻撃のアイデアを欠き、なかなか突破口を見出せず0-0で引き分けた。韓国戦は、メンバーは異なれど3得点と攻撃陣が爆発。その理由について訊かれると、「サイド攻撃に関しては、選手が違えば特長も違う。それを活かしながら選手たちがお互いの関係を築けていた。全員が攻撃に関わって戦ってくれたことが3得点につながった」と語った。
 
 無失点に抑えた守備に関しても「マチ(町野修斗)と(西村)拓真が良いスイッチを入れてくれて、前線の選手が攻撃だけでなく守備でハードワークして引っ張ってくれたことで、相手にとって嫌な守備ができた」と手応えを示した。
 
 A代表はこれで、韓国代表に対しては直近の日韓戦(2021年3月25日/〇3ー0)に続く連勝を収めた。また、6月に開催されたU-23アジアカップでは、U-21日本代表がU-23韓国代表に3-0で完勝。同月のU-16インターナショナルドリームカップでも、U-16日本代表が3-0でU-16韓国代表を下している。ついでに言えば、今回のE-1で、なでしこジャパンは初戦で韓国女子代表に2-1で競り勝っている。

 アジア最大のライバルである韓国に対して、苦手意識や恐れはないかもしれない。指揮官も「今の選手たちは韓国に対してのコンプレックスであったり、メンタル的に気が引けることは全くない。自分たちがやるべきことにフォーカスできるし、どの国と戦っても互角に戦える。そしてアジアの各国であれば高い確率で勝てるという自信を持っている」と強調した。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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