「普通では終わらない」7.30横浜vs.鹿島。伝統の一戦を2人の“8番”はどう展望するか「クオリティの高いゲームに」

2022年07月27日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「間違いなく大事な試合」「お互いに落とせない一戦」

横浜と鹿島の頂上決戦。喜田(左)と土居(右)、両軍の“8番”がビッグマッチを展望する。(C)SOCCER DIGEST

「The CLASSIC」と銘打たれた、伝統の一戦だ。

 7月30日に開催されるJ1第23節の横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ。1993年にスタートしたJリーグで、初年度から続く唯一の"オリジナル10"同士の対決だ。

 今回は、勝点45で首位に立つ横浜のホームに、勝点5差で追う2位の鹿島が乗り込む。注目必至の頂上決戦を、両チームの「8番」はどう展望するか。

 横浜の喜田拓也と鹿島の土居聖真。同じナンバーを背負い、ともにクラブのアカデミー育ちで、トップ昇格後は"ワンクラブマン"として活躍を続けている。

 喜田は「間違いなく大事な試合」と捉え、この試合の"重み"を語る。

「大きなものを背負っているクラブ同士。お互いが長い年月をかけて培ってきたもの、偉大な先輩たちが、人生をかけて作り上げてきたものに対して、誇りも持っていると思う。それぞれの良さが、しっかりとぶつかり合う、クオリティの高いゲームになればいいなと思っています」

 土居も「お互いに落とせない一戦」と気を引き締め、自身の実体験を踏まえて、ライバルとのバトルを楽しみに待つ。

「僕がプロになってからは、横浜とは派手な試合になることが多いというか、普通では終わらない、そんなイメージがあります。例年どおりにいけば、観ている人にとって面白い試合になるのではないでしょうか」
 
 鹿島のホームで行なわれた4月の前回対戦では、横浜が3-0で勝利。土居は「リベンジという意味でも、勝ちたい相手」と奮い立つ。喜田は「失うものは何もない。自分たちの良さを全面に出して、思い切ってぶつかっていくだけ」と気合を入れる。

 今季のリーグ優勝を占う大一番。どんな結末を迎えるか。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

[試合情報]
明治安田J1リーグ第23節
リミックスでんきDAY
横浜F・マリノス vs.鹿島アントラーズ
2022年7月30日(土)19 時キックオフ/日産スタジアム
DAZN独占配信

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