パリSGとの観客動員数の差をどう見る? 日本代表の森保一監督が言及「言わば世界選抜なので…」

2022年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本で見られる機会があるのはすごく良いこと」

韓国戦に向けて報道陣の囲み取材に応じた森保監督。パリ・サンジェルマンについても言及した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表の森保一監督が7月26日、E-1選手権の韓国戦に向けて取材に応じ、同時期に日本ツアーを行なっていたパリ・サンジェルマンの人気について言及した。

 パリ・サンジェルマンは、有料の公開練習で1万3000人、初戦の川崎フロンターレ戦は新国立競技場で6万4992人、浦和レッズ戦は埼玉スタジアム2002で6万1175人、G大阪戦はパナソニックスタジアム吹田で3万8251人を動員。大盛況だった。

「パリの試合はたくさんお客さんが入っていた。言わば世界選抜のようなチームなので、普段は国内で見られない。もし見るとしても、高いお金を払い、時間も使って、見に行かなければいけないなか、日本で見られる機会があるのはすごく良いことだと思います」

 そう語る森保監督は、「パリの日本ツアーと日本代表を比較して考えていないです。それぞれ試合における目的が違う」とも述べる。そして日本代表監督として、次のように言葉を続けた。
 
「国内組でEー1選手権を戦っている我々は、Jリーグで活躍している選手たちの価値を示し、その価値を少しでも上げられるように、ここでできることを精一杯やっていて、今の自分たちから少しでも成長していくことだけを考えて、選手たちはすごく良いトライをしてくれています。

 テレビでも放送していただけていますので、日本にはまだまだこんな良い選手がいるんだ、楽しみだ、ということを少しでも多くの方々に感じてもらえるように精一杯やるだけです。実際、まだ日本はまだJリーグができて30年ぐらいですし、まだまだ日本全国でサッカーを認識してもらい、サッカーを文化として捉えてもらう普及はもっともっとやっていかなければいけないと思いますので、常に成長することだけを考えてやっています。なので、(パリ・サンジェルマンとの)比較の部分では特にこれといった想いはないです」

 確かに、パリ・サンジェルマンと日本では様々な面で違いはあるので、観客動員数の差を比較するべきでもないだろう。ならば日本代表の価値をどう上げていくのか、まずは韓国戦のパフォーマンスを期待して見守りたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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