観客わずか901人…「E-1で優勝できたのが一番」と植木理子は喜ぶも「もっと多くの人に見てもらいたかった」

2022年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まずは結果にこだわってやっていきたい」

E-1では無得点だったものの、池田ジャパンの得点源として期待されている植木。写真:早草紀子

 日本女子代表は7月26日、E-1選手権の第3戦で中国女子代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。ここまで、韓国戦、台湾戦と連勝していた日本は勝点を7に伸ばし、大会連覇を達成。同大会で4度目の戴冠を果たした。

 池田太監督の就任後、チーム最多の7ゴールを挙げていた植木理子は、今大会でも得点源として期待されたが、終わってみればノーゴールだった。

「アシストこそありましたが、ゴールを獲れていないというのは、FWとして悔しいところ。課題というか次につなげなければいけない」と唇を噛む。ただ「個人としては悔しい想いを持っていますが、日本がE-1で優勝できたのが一番」と喜びも語った。

 中国戦では、井上綾香や千葉玲海菜とともに前線から激しいプレスを仕掛け、高い位置でのボール奪取に成功した。

「それぞれ前に強みを持っている選手とのプレーだったので、前から一生懸命に追ったり、そういうことを話し合っていました。シュートまで行けたシーンもあったので、プラスにとらえて良いけど、最後に決め切るのは課題だと思う」と振り返った。
 
 また、タイトルがかかるビッグマッチとなった中国戦で、スタジアムを訪れた観客はわずか901人だった。

「WEリーグが始まって、女子サッカーを広めていくというのを、女子サッカー界全体で取り組んできました。今日、来て下さった皆様には感謝していますが、もっと多くの人に見てもらいたかった。私たちができるのは、結果を残すこと。それがキッカケになると思うので、まずは結果にこだわってやっていきたい」。なでしこジャパンのエースストライカーは、そう今後に向けての想いを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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