次は世界の頂点へ!E-1連覇のなでしこキャプテン清水梨紗「勝ち癖をつけていきたい」「良いスタートが1年後に向けて切れた」

2022年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「勝てたら最高だったんですけど…」

キャプテンとしてE-1連覇に大きく貢献した清水。写真:早草紀子

 日本女子代表は7月26日、E-1選手権の最終戦で中国女子代表とカシマスタジアムで対戦した。

 韓国(2-1)と台湾(4-1)を連破し、参加国で唯一連勝中のなでしこジャパンは、ここまで1勝1分のアジア王者・中国を相手に押し気味に進め、チャンスを作るも1点が遠い。後半に入っても引き続きペースを握るのは日本。

 しかし、この日は最後までゴールを奪えず、スコアレスドローで終わったが、勝点1を積み上げた結果、2大会連続4度目のE-1制覇が決まった。

 試合後、フラッシュインタビューに応じたキャプテンの清水梨紗は、3戦全勝を逃したことに悔しさを滲ませながらも、きっちりと目標を達成したことには手応えを示した。

「チーム全体で勝ちに行くと言っていたので、勝てたら最高だったんですけど、引き分けでもE-1優勝できてすごい嬉しいです」
【PHOTO】右サイドを力走!キャプテンを務め韓国戦勝利に貢献した清水梨沙を特集!
 今年の初めに行なわれたアジアカップ準決勝(2-2、PK3-4)では、接戦の末に敗れたなかで、リベンジマッチとなった今回の中国戦では、危ない場面も作られたが、チーム全員での守備でゴールを割らせなかった。

「苦しい時間でも失点しないというのは、この大会ですごい力がついたと思っています。苦しい中でも勝ちだったり、こうやってタイトルに繋げるということが、今回E-1で1番の収穫になったところです」

 来年には、レジェンド澤穂希らを擁し、初制覇を成し遂げた2011年のドイツ大会以来の優勝が懸かるワールドカップが控える。

「ずっと『勝ち癖をつけていきたい』と自分はインタビューの中で言っていて、今日は引き分けでしたけど、2勝1分ということで、良いスタートが1年後に向けて切れたんじゃないかなと思います」

 キャプテンについては「みんなを代表して任せてもらったんですけど、みんな本当にキャプテンシーあるチームだったので、自分だけでなくみんなが声を掛けてくれてすごく楽しかったです」と語った清水。なでしこ一丸で、東アジアの次は世界の頂点を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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