「テレビで見ていた」パリSG。対戦した鈴木武蔵が「意外」と感じたポイントとは…

2022年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕らはすごくチャレンジできた」

パリ・サンジェルマン戦はワントップで先発した鈴木(写真中央)。ゲームを振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ガンバ大阪は7月26日、日本ツアー中のパリ・サンジェルマンとホームで対戦し、2-6で敗戦。6失点で世界のビッグクラブとの差を見せつけられた一方で、2ゴール奪取と手応えも掴んだ一戦だった。

 実際、3-4-2-1のワントップで先発した鈴木武蔵は、まず実力差を感じた点についてこう語っていた。

「基本的な身体の能力がやっぱり違う。後半、出てきた(キリアン・)エムバペ選手は、僕が言うまでもなく速かった。テレビで見ていたとおりだと感じました」

 画面越しで見ていたスター選手と直接対戦できた鈴木は、エムバペのスピードに言及した一方で「意外」と感じたポイントとして「背後へのケアがルーズな時もあった」と述べる。それだけに、手応えについては次のように話した。

「チーム全体としては、後半のラスト20分も結構押し込んでいた。メンバーが変わったとはいえ、僕らはすごくチャレンジできた」
 
 パリSGという世界のビッグクラブが相手ながら、アグレッシブに攻撃できたのは自信につながるはずだ。鈴木は言葉を続ける。

「みんな、つなぐ意識を少しずつ練習からすり合わせている。みんなでよく喋ってコミュニケーションも取っているし、それがパリ戦でもできたのはすごく大きな収穫。(リオネル・)メッシ、エムバペ、ネイマールみたいな選手はJリーグにいないので、そこは良い経験になった」

 16位と低迷しているJ1リーグではパッとしないパフォーマンスを続けていたが、真っ向勝負を挑んだパリSG戦では12本のシュートを放ち、2ゴールを奪った。パナソニックスタジアム吹田で強敵を相手に見せたアグレッシブな姿勢は「リーグ戦に絶対つながる」(鈴木)はずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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