「スピード、蹴る力が素晴らしかった。技術力も大変優秀」パリSG指揮官が日本勢を称賛!「何のサプライズもなかった」

2022年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やはり日本代表チームが1つの原動力となって…」

日本ツアー3連戦を終え、Jリーグの印象を語ったパリSGのガルティエ監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ジャパンツアーで来日したパリ・サンジェルマンは7月25日、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦。リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペの自慢の3トップが揃ってゴールを奪うなどし、6-2で大勝を収めた。これでフランス王者は川崎フロンターレ戦(2-1)と浦和レッズ戦(3-0)に続き3連勝で、3連戦を締め括った。

 試合後の会見でクリストフ・ガルティエ監督は、「とても良い試合だった。大変ダイナミックで、躍動感のあるプレーが続いた。両チームとも常に攻撃をしようと頑張っていた。観客は合計8ゴールを目にできる楽しい試合になった」と手応えを示す一方で、「我々にすれば2つの展開があった」と、課題も口にしている。

「1つはベリーグッドと言えるものだ。ただ、後半はプレーの強度が欠けてしまった。最後の30分の出来はそんなに良くなかった。やはり疲労から来るものもあったと思う。練習もいっぱいしたし、試合間隔も短く回復する時間が足りなかった。でも全体的に見て、この試合は満足しているよ。今回の日本での3試合も全体的に満足している」
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 会見ではJリーグ勢のレベルにも言及。今回戦った3チームについて問われると、「クオリティについては、何のサプライズもなかった。ヨーロッパで日本代表チームの戦いぶりを見て、そこで1つのイメージができていた。しっかりと組織立っていて、対戦相手として手強いチームだと分かっていたからね」と、想定通りの好パフォーマンスだったことを明かしている。

「スピード、蹴る力が素晴らしかった。選手の技術力も大変優秀だ。Jリーグのクラブと3試合し、監督がバラエティに富んだ攻撃やボールポゼッションなどを常に追い求めていることが分かったよ。そういう意味でJリーグのレベルについては何のサプライズもなかった。やはり日本代表チームが1つの原動力となって、日本のサッカーを押し上げているんだと分かった」

 日本勢は3戦全敗で、内容的にもチャンピオンズ・リーグ制覇を本気で目ざしているメガクラブに力の差を見せつけられる結果となった。しかし、タレント軍団を束ねるフランス人指揮官は、川崎、浦和、G大阪の奮闘にはかなり好印象を抱いたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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