【G大阪|パリSG戦の採点&寸評】大量6失点でも東口ら気概を見せた選手の評価は下げにくい。得点に絡んだ6名は高採点に

2022年07月25日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

東口の好守連発は色あせない

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ネイマール(パリ・サンジェルマン)

[パリSG日本ツアー]パリ・サンジェルマン 6-2 ガンバ大阪/7月25日/パナソニックスタジアム吹田

【G大阪・総評】

立ち上がりは前線からのプレスをトライしたものの、ハイレベルな相手を捕まえきれず、ほどなくして自陣にブロックを敷いた。序盤は三浦と東口の好プレーでしのいでいたが、28分に先制点を許してからは失点を重ねた。ただ、臆せず攻撃を仕掛けて2ゴールと、大量失点でも気概は見せた。2-6という記録は悔しいが、パリ・サンジェルマンという強敵を相手に個々が強みを出した記憶に残るゲームだったので、6失点でも極端に評価は下げにくかった。
  
【個人採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6(76分OUT)

4分と11分にメッシのシュートを防ぐと、15分にはネイマールとの1対1でビッグセーブ。20分にもサラビアの至近距離のシュートを超人的な反射神経で弾き、27分にもハキミとの1対1をしのいだ。6失点でも好守連発は色あせない。

DF
2 福岡将太 5(HT OUT)

6分、マッチアップしたネイマールに一瞬の隙を突かれ、背後を取られる。8分には自陣の危険なエリアでパスミスも。対峙したネイマールには終始翻弄されてしまっていた。

5 三浦弦太 5.5(HT OUT)
6分のピンチではペナルティエリア内でネイマールのドリブルを防ぎ、12分にも相手のスルーパスをスライディングでカットすると、16分にも際どいクロスをスーパークリア。しかし、28分にビルドアップ時のフィードを目の前のメッシに当ててしまい、そこから失点した。32分にはペナルティエリア内でネイマールを倒してPK献上。立ち上がりが良かっただけにもったいない。

3 昌子 源 6
13分、CKのこぼれ球を拾って右足を振り抜いたが、相手DFにブロックされた。81分には自陣ゴール前で、2連続のスーパーブロックを見せた。
 
MF
23 ダワン 5.5(HT OUT)

後方からのビルドアップに積極的に関与したものの、相手の守備を崩すようなパスは出せなかった。中盤ではメッシやネイマールのテクニックに翻弄されていた。

10 倉田 秋 6.5(HT OUT)
34分には右サイドで小野瀬に秀逸な浮き球のスルーパスを供給。パリ・サンジェルマンの守備陣を欺いたパスは見事だった。そこから小野瀬がクロスを供給し、ゴールにつながっている。

8 小野瀬康介 6.5(HT OUT)
右サイドでドリブルを防がれるシーンもあったとはいえ、すぐに仕掛けに工夫を凝らし、34分には倉田との連係で右サイドを崩す。低弾道のクロスで黒川のゴールを演出した。

24 黒川圭介 6.5(62分OUT)
34分、ゴール前のこぼれ球を詰めてネットを揺らす。シュートというよりも、FWさながらの嗅覚でセカンドボールを狙った動き出しが素晴らしかった。

FW
48 石毛秀樹 5.5(HT OUT)

ボールを持てば技術の高さを見せたものの、強敵を前に無難なプレーに終始した。チャレンジは欲しかった。

40 食野亮太郎 5.5(62分OUT)
12分、ペナルティエリア内のこぼれ球を素早く拾い、ドリブルからシュートを放つ。相手DFにブロックされたが、仕掛けた姿勢は悪くなかった。

45 鈴木武蔵 6(HT OUT)
得点できなかったものの、34分にゴール前で小野瀬のクロスに飛び込んだプレーは評価に値。きっちり潰れたことで黒川のゴールにつながった。
 

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