日韓戦でも要注意! 香港戦で2得点を挙げた韓国代表の“19歳新星”にベント監督も「良い結論を得た」と太鼓判!

2022年07月25日 石川聡

期待の逸材が今大会でついにA代表デビュー!

代表初先発で2得点をマークしたカン・ソンジン。最終節・日韓戦での起用法に注目が集まる。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 豊田スタジアムで7月24日に行なわれた男子のE-1選手権・第1試合で、韓国が香港を3-0と下し2連勝とした。代表初先発となった19歳のFWカン・ソンジンが17分と86分に2得点を挙げる活躍で、74分には4年前にロシアで開催されたワールドカップにも出場したキャプテンのDFホン・チョルがチーム2点目を決めた。
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 ポルトガル人のパウロ・ベント監督が「相手チームのレベルがどうあれ、ワールドカップへ向けた準備の過程」と位置付けた大会。この日は3-0で白星スタートを切った4日前の中国戦から、スタメンをすべて入れ替えて臨んだ。香港には勝利ができると計算する一方、来週水曜日(27日)の日本戦に主力のコンディションを万全にしておきたいという思惑もあったはずだ。

「若い選手については、この試合の中でどのように振る舞うかを見たかった。初めて90分間、プレーする選手もいたが、非常に良い結論を得た」というベント監督の試合後の感想は、明らかにカン・ソンジンを念頭に置いたものだろう。

 前線の右サイドにあって、左足でボールをキープしながらカットインをちらつかせつつ、大きな切り返しで縦への突破も見せた。攻撃時は中央に絞り、右サイドバックのオーバーラップを促すスペースを作る。同時に、この試合では先発のFWチョン・ヨンウクとの連携も意識し、アイデアを感じさせるパス出しで、このセンターフォワードにチャンスをお膳立てしようとするなど、堂々たるプレーぶりだった。

 昨年3月、まだ高校生だった17歳11か月12日でKリーグ最年少デビューを果たしたという逸材は、今大会初戦の中国戦で韓国代表デビューと躍進著しい。もちろん、香港戦の活躍だけでカタール行きのメンバー争いに名乗りを上げたというのは早計だが、2024年のパリ・オリンピックに向けて楽しみな存在であることは証明した。E-1選手権優勝を懸けた日本戦で、出場機会を与えられるかが注目される。
 

 さて、その日本戦。ベント監督が香港戦後の記者会見で意気込みを問われ、「日本が有利な状況だが」と前置きしたのは、まさかその後の試合で日本が中国とスコアレスドローに終わるとは思ってもいなかったからだろう。単独首位に立ち、日本戦で勝つか引き分ければ4連覇、通算6度目の優勝が決まる。

 しかし韓国は、昨年3月の国際親善試合で0-3の完敗、今年6月のU-23アジアカップ準々決勝、U-16インターナショナルドリームカップでもともに0-3の黒星と、ライバルに煮え湯を飲まされ続けている。今回のE-1選手権でも女子が1-2で敗れているとあっては、引き分けによる優勝では十分な満足は得られないに違いない。

取材・文●石川 聡

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