プレシーズンツアーで来日中のパリ・サンジェルマンは７月20日、国立競技場で川崎フロンターレと対戦した。

　３トップにリオネル・メッシ、キリアン・エムバペ、ネイマールを並べたフランス王者は立ち上がりから押し込み、33分にメッシ、58分にアルノー・カリミュエンドがゴールを奪い、２点を先行。その後、互いにメンバーを大幅に入れ替えるなか、84分にCKの流れから山村和也に１点を返されるが、同点弾は許さず。２－１で、日本３連戦の初戦をモノにした。

　試合後の会見でクリストフ・ガルティエ監督は、「大変リズム感のある躍動的な試合だった。対戦相手はリーグ戦の真っ最中なので、フィジカル面や戦術面などで、準備万端だった。我々は攻撃面で大変素晴らしいコンビネーションができたと思っている。しっかりとプレスをかけて、高い位置から攻められた」と川崎戦を総括。

　そのうえで、ベンチ外となったMFレアンドロ・パレデス、MFマルコ・ヴェッラッティ、GKケイラー・ナバスの今後については、それぞれ以下のように具体的に説明している。

「パレデスは昨日の練習後にちょっとだけ、大したことではないが筋肉に違和感があった。今回のツアーの最後には何とか復調させたいという気持ちがあったからだ。ヴェッラッティはキックをしたときに少し痛みがあるという話なので、今回の試合には参加させなかった。次の試合からはメンバーに入るだろう。ナバスは次からはスタメンに入ってプレーする」
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　ガルティエ監督は、解任となったマウリシオ・ポチェティーノ氏の後を受け、今夏にパリSGの新指揮官に。就任からおよそ２週間、世界屈指のタレント軍団を率いての感想も、率直に伝えている。

「ズバ抜けた集団なので、自分の目で確かめるのを楽しみにしていたよ。彼らはしっかりと練習し、それぞれが自分自身に自信、エゴというものをしっかりと持っている。自信過剰でないかと言われるかもしれないが、それがないとチャンピオンになんてなれない。

　ここ数日間、特にこの日本の地に到着して、一緒に時間を過ごしていると、やはり彼らは良い練習をすると分かる。笑いが絶えない、良い日々を過ごせているよ」

　日本については「素晴らしい歓迎を受けている。全ての運営が最高の形。全ての人々が私たちのためにと色々な形でサポートしてくれている」と感謝を送った55歳のフランス人指揮官。悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇を目ざす新シーズンへ、気分良くプレシーズンを過ごしているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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