【ACL展望】準々決勝・第2戦 広州恒大×柏|敵地で2点のビハインドを跳ね返せるか

2015年09月15日 小田智史(サッカーダイジェスト)

浦和戦で膝を痛めたアンカー茨田の出場は微妙な状況。

第1戦では3点ビハインドから、工藤が1点を返した。2点差をどう跳ね返すのか。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 アジア・チャンピオンズリーグは9月15日、準々決勝の第2戦が行なわれる。広州恒大(中国)と対戦する柏は、第1戦をホームで1-3と落としており苦しい状況だ。第2戦での勝機はどこにあるのか。決戦に向けた最新情報とゲームのポイントを伝える。
 
柏レイソル
【第2戦日程】
広州恒大×柏
9月15日/20:00/広州
 
【第1戦成績】
柏 1-3 広州恒大
得点者/柏=工藤 広=OG、パウリーニョ、ガオ・リン
 
ポイント1)
第2戦を前にしてのチーム状況は?
 
 広州遠征前の浦和戦では、相手の猛攻になんとか耐えていたが、88分に決勝弾を食らい、ACLに弾みをつけることはできなかった。ただ、惜敗に悔しさを滲ませつつも、エース工藤は「ロッカールームですでに気持ちは切り替えてきた」と試合後には"ACLモード"に。「柏から世界へ」のキャッチフレーズの下、クラブワールドカップ出場を目標に掲げるチームの士気は高い。
 
ポイント2)
怪我人、出場停止などの懸念材料は?
 
 直前のリーグ戦(対浦和)でキャプテンの大谷が公式戦5試合ぶりに復帰した。その一方で、左SBのレギュラーである輪湖が脳震盪の影響で第1戦に続いて欠場の見込み。
 
 さらに、アンカーの茨田も先の浦和戦で膝を痛めて途中交代している。試合後には「まずは様子を見て……」と多くを語らなかったが、中3日のインターバルでどこまで回復するか。茨田も欠場となれば、戦況はさらに厳しくなるだろう。

次ページノルマは3点以上。攻撃陣の奮起は欠かせない。

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