日本女子代表は７月19日、E-１選手権の初戦で韓国代表と茨城県立カシマサッカースタジアムで対戦した。

　なでしこジャパンのスタメンは、GKは田中桃子、４バックは清水梨紗、乗松瑠華、高橋はな、宝田沙織、２ボランチは長野風花と林穂之香、２列目は成宮唯、猶本光、宮澤ひなた、CFに植木理子というラインナップに。

　立ち上がりは、アグレッシブに前に出てくる韓国に対し、日本は思うようにリズムを掴めない。自陣で相手の攻撃に対抗する我慢の時間が続くなかで、マイボールにしても、テンポ良くパスをつなげずにいる。

　それでも12分には、敵陣の良い位置で受けた猶本が植木に当てて、植木の落としから林が惜しいシュートを放つ。

　ただ、このチャンスで流れを引き寄せられたわけではなく、局面でインテンシティの高いプレーを見せる韓国を前に、日本は守勢に回るなど難しい戦いを余儀なくされる。21分には右サイドを駆け上がった清水がクロスを供給も、中で合わせることができない。
 

　押し込まれる展開をなかなか好転できずにいる日本。辛抱強く守りながら、数は少ないながら攻撃を繰り出すも、ラストパスがつながらずフィニッシュに持ち込めないシーンが頻発したが、33分、訪れたチャンスをモノにする。

　敵陣のボックス内で相手のクリアミスを拾った成宮がマイナス気味のクロス。これに宮澤が右足で丁寧に合わせてネットを揺らした。

　苦しみながらも先制に成功した日本が、前半を１点リードで折り返す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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