「次のEURO、もしかしたらもっと先まで…」ベイルがアメリカで描く長期的なプラン「MLSは引退リーグではない」

2022年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「半年や1年、ここにいるために来たんじゃない」

アメリカで新たな挑戦を始めるベイル。(C)Getty Images

 長年在籍したレアル・マドリーを退団し、今夏にメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCへ加入したガレス・ベイルが取材に対応。世間に広がる憶測を否定した。英公共放送『BBC』などが7月11日付けで伝えている。

 今月16日に33歳の誕生日を迎えるウェールズの英雄は、キャプテンとして母国の64年ぶりのワールドカップ(W杯)出場に大きく貢献した。一部ではモチベーションなどの問題から、今年の11月から開催されるカタールW杯後の引退も考えられているが、本人にその気はさらさらないようだ。

 EURO2024はもちろん、その先の2026年のワールドカップも視野に入れていることをほのめかしている。

「ここにいることで、EUROに出場するための最高のチャンスが得られる。もしかしたら、もう1回出られるかもしれないね。半年や1年、ここにいるために来たんじゃない。できるだけ長くここにいるために来たんだ。このリーグで、このチームで、自分の足跡を残したいと思っている。将来が楽しみだよ。このまま次のEUROまで、もしかしたらもっと先まで行く最高の機会を与えてくれるんだ」
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 MLSではこれまで、デイビッド・ベッカムやスティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーなど、名立たるレジェンドがキャリアの晩年にプレーしてきた。ただ、「MLSをずっと見てきた」というベイルは、「今はもう誰も"引退リーグ"とは思っていないだろう。天候も難しいし、移動も大変だ」と訴えている。

「時差は難しかったけど、いつもテレビで見るようにしていたよ。ここのレベルは本当に上がってきていて、ヨーロッパの人たちが思っているよりもずっと良い。スタジアムもチームも良くなっていて、本当に上昇気流に乗っているリーグだ」

 ロサンゼルスFCとの契約は1年だが、2024年シーズンまで在籍するオプションもついている。「このクラブは新しいけど、ずっとここにいるような気がする。ここの一員になることを楽しみにしている」と語るベイルは、アメリカに腰を据える長期的なプランを描いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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