【J1展望】2ndステージ・10節|FC東京-神戸|先制した16試合で15勝。FC東京は“必勝パターン”で好調・神戸の壁を崩せるか。

2015年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京――代表帰りの森重と丸山が先発に復帰。神戸――ナビスコカップ、天皇杯での好調さを維持できるか。

故障者/FC東京=権田、圍、石川、佐々木 神戸=小川、安田、高橋祥、P・ジュニオール
出場停止/FC東京=中島 神戸=なし

J1リーグ2ndステージ・10
FC東京-ヴィッセル神戸
9月12日(土)/19:00/味の素スタジアム
 
FC東京
2ndステージ成績(9節終了時):4位 勝点15 4勝3分2敗 11得点・8失点
年間成績(26試合終了時):3位 勝点50 15勝5分6敗 35得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●神戸の強力攻撃陣に合わせて、東を左に置き、中盤に厚みを持たせる4-4-2で臨む選択肢もありそうだ。
●日本代表に選出された森重、丸山、オーストラリア代表のN・バーンズが先発復帰へ。
●ナビスコカップ準々決勝・第2戦で痛恨のミスを犯した榎本に代えて新加入のブラダ・アブラモフ起用の可能性も。
 
【担当記者の視点】
 ナビスコカップは鹿島に敗れてベスト4への道は断たれた。悪い流れを引きずらないためにも、ホームで神戸を叩きたい。年間成績で4位のG大阪とは勝点3差。第2ステージ制覇(首位・鹿島とは勝点7差)はもちろん、チャンピオンシップ出場を見据えれば、落とせない一戦だろう。
 
 森重と丸山が復帰する最終ラインがしっかりと守備網を張り、拾ったボールをカウンターにつなげる戦い方ができれば、試合の流れを掴めるはずだ。リーグ戦では先制した16試合で15勝と驚異の勝率を誇っているだけに、早い時間帯にリードする展開に持ち込みたい。
 
 前田とN・バーンズの2トップと河野の連係はまずまず良いだけに、彼ら3人を起点とした速攻から、また"太田のキック→森重のヘッド"というセットプレーからのゴールが期待される。神戸に引き分けるか敗れると、リーグ戦では3試合続けて白星なしと停滞ムードも漂ってくるので是が非でも勝点3が欲しい。
 
ヴィッセル神戸
2ndステージ成績(9節終了時):10位 勝点13 4勝1分4敗 18得点・12失点
年間成績(26試合終了時):11位 勝点32 8勝8分10敗 35得点・31失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップでクラブ初のベスト4進出を決めるなど、好調を維持。
●調子を上げる増山、山口の起用法に注目。
●カウンター対策を準備したい。
 
【担当記者の視点】
 9節の鳥栖戦ではクラブ新記録となる7ゴールを奪い快勝、その後のナビスコカップでは初のベストに4進出、天皇杯2回戦では長野に危なげなく5-0で勝利と、ここ数試合、好調を維持する。
 
 小川、安田、高橋祥らレギュラー陣に怪我人が出ている点は不安材料だが、ナビスコカップ準々決勝・第1戦の柏戦でゴールを演出した山口、天皇杯2回戦でプロ初ゴールを決めた増山と、若手ふたりの成長ぶりは頼もしい限り。試合の流れを変える切り札として期待を持てそうだ。
 
 FC東京戦で懸念されるのは、カウンターへの対応。ここまで甲府のバレー、広島のドウグラスら、警戒していた選手たちに簡単に裏を取られ、失点を重ねるシーンが目立つ。それだけにN・バーンズらスピードのあるFC東京の攻撃陣を抑えたい。
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