ベルルスコーニ&ガッリアーニ率いるモンツァが積極補強。初のセリエAに向け、センシら伊代表獲得に続きビッグネームと接触?

2022年07月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ふたたびイタリアに呼び戻そうと探っている」

モンツァが獲得に動いていると伝えられたカバーニ。(C)Getty Images

 昇格プレーオフを制して、クラブ史上初のセリエA昇格を実現したモンツァ。シルビオ・ベルルスコーニが創設した『フィニンベスト』社がオーナーで、副会長兼CEOのアドリアーノ・ガッリアーニが舵を取るクラブは、初挑戦となるセリエAに向けて、夏の移籍マーケットで積極的に動いている。

 守備陣には、GKアレッシオ・クラーニョ(イタリア代表/カリアリからレンタル)、CBアンドレア・ラノッキア(元イタリア代表/インテルからフリー加入)、CBアンドレア・カルボーニ(イタリアU-21代表/カリアリから完全移籍)、右SBサムエレ・ビリンデッリ(イタリアU-21代表/ピサから完全移籍。父親は元イタリア代表でユベントスでもプレーしたアレッサンドロ・ビリンデッリ)をすでに獲得。

 中盤では、モンツァの下部組織出身でEURO2020でも活躍したマッテオ・ペッシーナ(イタリア代表/アタランタからレンタル)を地元に呼び戻し、ステーファノ・センシ(イタリア代表/インテルからレンタル)もチームに加えている。
 
 さらに、攻撃陣にビッグネームの補強があるかもしれない。『Sky Sport』は7月7日、モンツァがマンチェスター・Uを退団したウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニのエージェントと接触したと報道。「ガッリアーニが移籍市場で大技を繰り出すかもしれない。2013年にナポリを退団したカバーニを、ふたたびイタリアに呼び戻そうと探っている」と伝えたのだ。

 クラブ史上初のセリエA昇格を果たし、かつてミランを率いたベルルスコーニやガッリアーニが運営するモンツァの補強動向は、イタリアで大きな話題となっている。一時期、ユベントスを退団したパウロ・ディバラ、パリSGの退団が濃厚なマウロ・イカルディ、インテルのエディン・ジェコら、大物獲得の"噂"がメディアを賑わせた時期もあった。

 はたしてイタリア・サッカー界の重鎮たちは、今夏にビッグサプライズを実現するのか。積極補強を進めるモンツァの動向に注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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