【J1採点&寸評】湘南0-0名古屋|堅守を築いた両チームの守備陣を高評価!MOMは中盤で躍動感溢れるプレーを見せた湘南MF

2022年07月03日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

湘南――田中は中盤で幾度となくボールを刈り取り、スルーパスで攻撃の起点に

【警告】湘南=なし 名古屋=なし【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】田中 聡(湘南)

[J1第19節]湘南0-0名古屋/7月2日/レモンガススタジアム平塚
 
【湘南|採点】
スタメン)
GK
谷 晃生 6
DF
舘 幸希 6.5
大岩一貴 6
杉岡大暉 6.5
MF
石原広教 6
茨田陽生 6(64分OUT)
田中 聡 6.5【MAN OF THE MATCH】
池田昌生 5.5(64分OUT)
高橋 諒 6(HT OUT)
FW
瀬川祐輔 6.5
町野修斗 5.5(90+4分OUT)
 
途中出場)
MF
畑 大雅 5.5(HT IN)
MF
タリク 6(64分IN)
FW
ウェリントン 5.5(64分IN)
FW
大橋祐紀 ―(90+4分IN)
 
監督)
山口 智 6
 
【湘南|寸評】
 内容で勝ったのはホームチームだった。より長くボールを握り、敵陣深くまで侵入し、多くのシュートを放った。相手のカウンターも危なげなく防ぎ、ハイプレスからの波状攻撃を仕掛けたが、得点には至らなかった。
 
 とりわけ田中の躍動感溢れるプレーが目立った。中盤で幾度となくボールを刈り取り、スルーパスで攻撃の起点に。試合後に本人は「ボールを失う場面もあったし、もっと縦パスも狙えた」と課題を口にしたが、アンカーとして出色の出来を披露したと言える。
 
 選手同士の適切な距離感と対人守備の強さで名古屋の攻撃陣を完封した守備陣にも、高評価が与えられてしかるべきだ。特にマテウスらスピードのある選手を抑えつつ、攻撃参加で好機も演出した舘と杉岡は及第点以上の働きぶりだった。
 
 ノーゴールに終わった攻撃陣も決して悪かったわけではない。町野、瀬川、池田らの関係性は良く、献身的にプレッシングを行ない、前線でタメを作り、良い動き出しでチャンスも作った。しかし何より求められるのは結果。守備陣の奮闘にゴールで応えたかった。
 

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