韓国で得点ランク1位のムゴシャは、なぜ“Kリーグ最高の待遇”を蹴って神戸移籍を選んだのか。仁川関係者は嘆き「うまくいっているタイミングで…」

2022年07月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「仁川は僕の第2の故郷だ」と謝意

韓国から日本へ活躍の場を移したムゴシャ。(C)Getty Images

 ヴィッセル神戸は6月30日、仁川ユナイテッドFCよりモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャを完全移籍で獲得したことを発表した。

 カイザースラウテルンや1860ミュンヘンなどドイツの名門でもプレーしたストライカーは、2018年に仁川に加入。通算129試合に出場して68ゴールを奪い、今シーズンのKリーグでも14点を挙げて得点ランクのトップに立っていた。

 なぜ30歳の点取り屋は、安住の地を捨てて日本での挑戦を選んだのか。韓国メディア『Sportal Korea』によれば、今回の移籍は神戸が100万ドル(約1億3000万円)の契約解除金を支払ってのオペレーションで、仁川はリーグ最高の待遇を約束したが、「新たな挑戦をしたい」という選手の意志を受け入れたという。

【動画】神戸移籍が決定したムゴシャってどんな選手? 韓国リーグでマークした圧巻のハットトリックをチェック

 また同メディアは「神戸が現年俸の2倍を提示したため、仁川に愛情を表わして義理を守ってきたムゴシャにも断りにくい機会だった」と報道。「仁川関係者は『チームがうまくいっているタイミングで攻撃の中心選手が離脱し、本当に残念だ』と打ち明けた」と伝えている。

 そのムゴシャは仁川を通じてコメントを発表。家族のことも考えての決断だったと明かしている。

「4年半のすべての思い出が頭の中を通り過ぎる。今回のJリーグへの移籍はとても難しい決定だったが、私と家族の未来のために選択することになった。仁川は僕の第2の故郷だ。街、ファン、クラブのすべてが最高の記憶として残るだろう。仁川のファンに深く感謝したい」

 韓国での実績は十分なストライカーは、最下位に沈む神戸を救えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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