「本当にヨーロッパはビジネス」松井大輔が海外の移籍事情を徹底解説!「監督に遠慮なく『自分を使いますか?』と聞く」

2022年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「携帯電話に面識のない仲介人からめちゃくちゃかかってきた」

松井が自身のYoutubeチャンネルで海外の移籍事情について語った。(C)SOCCER DIGEST

 Y.S.C.C.横浜所属の元日本代表MF松井大輔が6月26日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを公開。海外の移籍事情について実体験を交えて解説した。

 松井はまず、選手が移籍のオファーを受ける際「本来なら、仲介人に連絡があってから自分に来る。仲介人がいない場合はチームに連絡が来る」と原則を提示。ただ、自身の場合は「めちゃくちゃ電話が鳴っていた。携帯に、面識のないイタリア人とか」「仲介人は名前を言わない。『オファーがあるよ』とだけ」という体験談を披露する。

「その仲介人と契約してほしいから。『まず仲介人の俺を使って移籍してくれ』と。『動かさないと、俺は金をもらえないから』って」

 また、ビッグクラブは選手を高く"売る"ことを目的に、たくさんの選手を獲得するという戦略を紹介。獲得した選手を関係のあるチームに移籍させるが、後になっても自チームに戻すわけではないという。
 
「そのチームに売るか、違うチームに高値で売れたらいいなって、多分思っている」「本当にヨーロッパはビジネスだから」として、選手が「帰ってくる確率ってすごく低いと思う」と推測。理由として、ビッグクラブは資金が豊富にあるため、一番欲しい選手は金を出して獲得するからだと話す。

 移籍のポイントとしては、「監督が欲しいって言っているクラブが一番良い。試合に出られる確率が高くなる。それと年俸と環境」と自身の考えを述べる。

 さらに、移籍先選びの際に「監督と話す時に何も遠慮はない」とのこと。「日本人なら回りくどく言ったりするかもしれないけど、ヨーロッパの監督と話す時は、自分を使いますか?使いませんか?と聞く。向こうははっきり言ってくる。『全然使うよ。ここで考えている』って。使わないってパターンもある。その時は、すぐ別の移籍先を探す」と、リアルな交渉現場の様子を明かした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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