元日本代表FWの城彰二氏が６月25日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』に最新コンテンツを投稿。海外でプレーする日本人選手の移籍事情について語った。

  「いろいろ動きそうな感じはある」という城氏が注目したのは、ドイツ１部フランクフルト所属の鎌田大地。鎌田が主力として21-22シーズンのEL制覇に貢献したこともあり、「評価は相当上がっていると思う」と推測した。

　ただ、ビッグクラブへの移籍については「ちゃんと選んでほしい。あまりにもレベルの高いところに行き過ぎて、結局使われなくなって」と懸念を示す。周囲にレベルの高い選手がいるなかで練習する環境は「レベルアップにつながるかもしれないが、試合に出ることが選手にとってすごく大きいから」と実戦の重要性を強調。

　移籍先選びの際に「出場機会がちゃんと確保できるところで、ある程度名前があるビッグクラブって難しい」と分析した。
 

　自身が現役時代にビッグクラブに行きたかったかというと、「行きたくない」ときっぱり。「皆さんが考えているよりも、選手って現実をすごく見ているから。そういうところに行ったら絶対に試合に出られなくなることを分かっているし」と理由を説明する。

「自分がどのくらいのレベルなのかとか、どういうチームコンセプトに合っているかとか、どういう監督がやっているところでやりたいとか、そういう具体的な感じになっていく」と述べ、選手は「実は、ただビッグクラブに行きたいというわけではない」と解説した。

　そのうえで、鎌田は「違うチームに行ってもいい」として、「アーセナルとか面白いと思う」「アーセナルはどんどん連動して動くし。彼のボールを蹴る技術や配球とか。トップ下とか。結構面白い。想像がつくんだよね」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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