「チェルシーが競争力を持つとは思えない」スターリングの移籍にシティOBが待った!「過渡期。再建しなければならない」

2022年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この夏チェルシーがやるべきことは山ほどある」

スターリングは7年在籍するマンCを離れるのか。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのOBトレバー・シンクレア氏が、ラヒーム・スターリングの去就について、鋭い意見を飛ばした。英紙『Daily Mail』が6月23日付けで伝えている。

 スターリングは、2015年夏にリバプールからシティに加入以来、コンスタントに結果を残し、2021-22シーズンは30試合で13ゴールをマーク。リーグMVPに輝いたケビン・デ・ブルイネに次ぐ得点を挙げ、プレミアリーグ連覇に大きく貢献した。

 そんな27歳のイングランド代表FWを、チェルシーはロメル・ルカク が退団(インテル復帰)濃厚な攻撃陣の強化のため、狙いを定めていることが報じられるなか、シンクレア氏は現地メディア『talkSPORT』でこの話題に言及。「スターリングにとって良い移籍になるか」と問われると、こう答えている。

「ノーだ。チェルシーが来シーズン、マン・シティやリバプールに対し、競争力を持つとは思えないからね。クラブは多くの選手を失った過渡期にあり、多くの再建をしなければならない」
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 トーマス・トゥヘル監督が率いる名門は、ルカクとキャプテンのセサル・アスピリクエタの退団が有力となっているほか、アントニオ・リュディガーと、アンドレアス・クリステンセンはすでに移籍が決定した。

 さらに軍事侵攻における問題を受け、ロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏が退陣。代わりにMLBのロサンゼルス・ドジャースの共同オーナー、トッド・ボーリー氏らのコンソーシアムがクラブを買収と、まさに変革の真っ只中にある。

 49歳の元イングランド代表MFは、「この夏チェルシーがやるべきことは山ほどある」と、やはり後輩に待ったをかけている。

「聞いてくれ、ラヒームは質の高い選手であり、(ボーリー氏は)質の高い経営者だ。チェルシーは来シーズンを戦うには戦えるだろうが、新オーナーは大きな仕事を抱えている」

 スターリングは、新戦力アーリング・ハーランドを加えたプレミア王者で3連覇を目指すのか、それとも新生チェルシーの旗頭となるのか。決断に注目が集まるなか、シンクレア氏は一択と考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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