日本代表は６月14日、キリンカップサッカー決勝で、チュニジア代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦した。

　日本は伊東純也の仕掛けから再三チャンスを作りながらモノにできずにいると、65分に吉田麻也が不用意なファウルでPKを献上。これを決められ、先制を許す。焦りが募るなか、さらに76分に吉田と板倉滉の連係ミスから、そしてアディショナルタイムにもカウンターから失点。カタール・ワールドカップにも出場するアフリカの難敵に０―３の完敗を喫した。

　試合後、フラッシュインタビューに応じた吉田は、こう振り返った。

「前半はすごくお互いにいい試合をできていたんじゃないかなと思います。向こうも非常に強度が高くて、守備のところでもかなり堅かったなと思いました。僕らもチャンスがあったんですけど、そこを決めきれずに後半自分たちのミスから崩れてしまったなと思います」
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　今シリーズでは、パラグアイ戦（〇４―１）、ブラジル戦（●０―１）、ガーナ戦（〇４―１）、そしてチュニジア戦と強化試合を行ない、２勝２敗で終えた。

「４試合中３試合ワールドカップに出場するチームと戦えたっていうのは、僕たちにとって非常に価値のあるもの。世界のトップクラスのチームとも戦えましたし、今回いろんな違う戦術をしてくるチームと対戦できたのはすごくプラスになったんじゃないなと思います。

　もちろん最後、非常に不甲斐ない形で終わってしまって、ワールドカップの前にホームで、サポーターの皆さんの前でまったくいいプレーを出せなかったというのは非常に悔しいです」

　複数の失点に絡み、個人的にもかなり悔しい結果に終わったこの一戦。33歳のキャプテンは今冬に迫るワールドカップ本番を前に、チームと自身を立て直せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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