仙台が劇的AT弾で2-2ドローに持ち込む!徳島は二度のリードを守り切れず7戦白星なし

2022年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

90+7分の同点劇

途中出場の仙台・皆川が値千金の同点弾。敵地で貴重な勝点1奪取に貢献した。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは6月11日、J2第21節の5試合を各地で開催。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは徳島ヴォルティス対ベガルタ仙台が行なわれ、2-2の引き分けに終わった。

 序盤は徳島がボールを保持して、リズムを掴む。的確なプレスからボールを奪い、左ウイングの杉森考起や右ウイングの浜下瑛の縦への突破でチャンスを作る。3分にはエウシーニョのドリブルから縦パスが入り、一美和成が決定機を迎える。19分には浜下がカットインから惜しいシュートを放つ。

 仙台はビルドアップに苦労したが、攻撃時にボランチのレアンドロ・デサバトを最終ラインに降ろし、サイドバックを上げて打開を試みる。徐々に拮抗した展開に持ち込み、29分には中山仁斗が左サイドで1対1を制してクロスを上げ、遠藤康のシュートで徳島ゴールを脅かした。

 スコアレスで迎えた後半は、点の奪い合いに。先制したのは徳島。69分、中盤でボールを奪うと、白井永地が右サイドにロングパスを供給し、これを受けた杉森からのクロスを一美が押し込んだ。仙台はその2分後、氣田亮真が左サイドから上げたクロスのこぼれ球を内田裕斗が詰めて、すぐさま追いつく。
 
 80分には徳島が勝ち越しに成功。セットプレーの流れから、児玉駿斗がミドルを放つ。放たれたボールはカカに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 徳島の7試合ぶりの勝利が見えてきた終了間際の90+5分、仙台が追いつく。キム・テヒョンがペナルティアエリア内に浮き球を送ると、真瀬拓海が相手に倒されてPKを獲得。キッカーの皆川佑介のシュートは相手GKホセ・アウレリオ・スアレスに弾かれたが、跳ね返りを冷静に決めて同点とした。

 次節は6月18日、徳島はアウェーでいわてグルージャ盛岡と、仙台はホームで横浜FCと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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