開幕から不本意なミラン 期限最終日の「駆け込み移籍」で誰を獲る!?

2015年08月31日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

一度は断念したヴィツェルにも再チャレンジ。

ユーベも触手を伸ばしているヴィツェルに、ミランは再アタック。駆け込みで獲得できるのか。 (C) Getty Images

 週末のエンポリ戦で勝利を収めたとはいえ、「勝つ資格はなかった。負けた時と変わらない気分だ」というシニシャ・ミハイロビッチ監督のコメントが象徴するように、内容的には不本意な試合を見せたミラン。
 
 これを受けてアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はさらなる補強に動いている。ジェノアのアルゼンチン代表MFディエゴ・ペロッティの獲得に向け、スソを交換要員として提示して交渉を持ちかけているほか、最終ラインの前に展開力を持ったゲームメーカーを置いてナイジェル・デヨングをインサイドハーフとして起用するという構想を実現するべく、一度は断念したベルギー代表アクセル・ヴィツェル(ゼニト)の獲得に動き出した。
 
 一方、余剰戦力の整理に関しては、あと1年残っているMFアントニオ・ノチェリーノとの契約解消で合意に近づいているほか、DFクリスティアン・ザッカルドもカルピへの移籍交渉が進行中だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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