「ソン・フンミンのアジア最高額を超えた日本のエースが…」森保ジャパンの元10番の苦境に韓国注目「ポルトも諦めた」

2022年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ポルトはすでに戦力外に分類している」

新シーズンの去就が注目されている中島。(C)コネクト

 元日本代表の10番の境遇に、隣国メディアが注目している。

 韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』が6月2日、「アジア最高額移籍金の日本のエースが失墜」と題した記事を掲載。ポルトからポルティモネンセにレンタルされている中島翔哉の現状を伝えた。

「かつてよくプレーしていた日本代表のアタッカーである27歳の中島が、崖っ淵に追い込まれた。保有元のポルトに諦められた」

 同メディアは、「中島は日本代表のエースであり、海外組の中でも一番の存在に挙げられた。2019年1月、ポルトガルのポルティモネンセからカタールのアル・ドゥハイルに移籍し、3500万ユーロ(約468億ウォン=約46億円)を記録した。 2015年8月にレバークーゼンを去り、トッテナムに新しい巣を構えたソン・フンミンのアジア最高額の移籍金を更新した」と報道。その後、ポルトガルの名門ポルトへ移籍したことを紹介し、こう続けている。

「ここまでだった。中島はポルトでの2シーズンで無得点に終わり、下り坂に入った。昨シーズン後半は、UAEのアル・アインにレンタルされたが、負傷の影響で2試合0ゴール。今シーズンもローンでポルティモネンセに戻ったが、22試合1ゴールに留まった。見せ場を作れず、レンタルがまた終了した」
 
 記事は「こうした中、ポルトガルの『A BOLA』によると、ポルトは中島を諦めた。彼にこれ以上有益な投資案が見つからない以上、ポルティモネンセ残留は不透明だ。ポルトとの契約は2年残っているが、ポルティモネンセの再レンタルはもちろん、ポルトでも帯同できないという意味だ。ポルトはすでに戦力外に分類している」と指摘。それでも、ポルティモネンセの指揮官は完全移籍での獲得を狙っていると報じた。

「ポルティモネンセのパウロ・セルジオ監督は『中島を完全移籍で迎えてほしい』という立場を明らかにした。不幸中の幸いだ」

『Sportal Korea』は、「おそらく選手本人もリーグ優勝をしたポルトより、少し低いレベルのポルティモネンセでプレーすることを望むのではないか。パフォーマンスと自信を取り戻せば、2019年11月以来遠ざかっている日本代表への招集も可能だ」と締めくくっている。

 ポルティモネンセで徐々にキレを取り戻しつつあるのは間違いない。まだ27歳、去就は不明だが、新シーズンの完全復活に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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