【日本代表】パラグアイ戦はテスト機会?鎌田、堂安、久保らにチャンスか、森保監督は「試したい」

2022年06月01日 白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

システムのチャレンジもあるか。

パラグアイ戦の前日トレーニングを見守る森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 キリンチャレンジカップ2022のパラグアイ戦(札幌ドーム)を前日に控えた6月1日、日本代表の森保一監督がオンライン会見に臨んだ。
 
 日本代表はこの6月シリーズで、2日(パラグアイ戦)、6日(ブラジル戦)、10日(ガーナ戦)、14日(対戦相手はチリかチュニジア)の4連戦。11月~12月のカタール・ワールドカップに向けたメンバー選考、シミュレーションの場として絶好の場となる。
 
 森保監督は「海外組はシーズンが終わり自主練習をして合流したので逆に疲労が溜まっているし、国内組は週末にJリーグを戦ってきたばかり」と選手コンディションにバラツキがあることを認めたうえで、次のように語った。
 
「ワールドカップを想定したうえで、できるだけ多くの選手を起用したい。最初の2試合で言えば、ブラジル戦はアジア最終予選のメンバーをベースにしたいと思っている。パラグアイ戦は試せるところは試したい」
 
 また、アジア最終予選の終盤は4―1―4―1(4―3―3)のシステムが定着したが、この4試合ではシステムの試行もありそうだ。
 
「アジア最終予選は4―1―4―1で固定していたが、ミーティングでは4―1―4―1はもちろん4―2―3―1や3バックの話もしている。状況を見ながら、システムも試していきたい」
 
 アジア最終予選の終盤にレギュラーの座を射止めた守田英正が、この前日トレーニングはコンディション不足で別メニュー。4―1―4―1はこの守田、遠藤航、田中碧のトライアングが肝だっただけに、パラグアイ戦はシステム自体からテストされても不思議はない。
 
 個人としては、21―22シーズンに所属クラブで結果を残して代表復帰した鎌田大地や堂安律、A代表ではまだ大きな結果を残せていない久保建英、現状ではスーパーサブの立ち位置にいる三笘薫、そして初招集された伊藤洋輝などが、パラグアイ戦でチャンスを得る可能性は小さくなさそうだ。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

【動画】日本代表が4連戦に向け始動!海外組がミニゲームなどを実施

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