現地時間５月28日、パリ近郊サンドニのスタッド・ド・フランスで開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）の決勝で、レアル・マドリー（スペイン）とリバプール（イングランド）が対戦。59分にヴィニシウスが奪った１点を守り切ったマドリーが、史上最多14度目の戴冠を果たした。

　この試合で猛攻を仕掛けてきたリバプールのシュートをビッグセーブ連発で防いだのが、マドリー守護神ティボー・クルトワだ。CL決勝最多となる９度のセーブを披露し、リバプールが誇るモハメド・サラーやサディオ・マネといった強力なアタッカーの前に立ちはだかった。

　その活躍ぶりは高く評価され、マン・オブ・ザ・マッチにも選出。欧州サッカー連盟は「リバプールが主導権を握っていた前半の重要な場面で決定的なセーブを見せ、後半にはサラーを止める並外れたセーブを見せた」と称えている。
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　クルトワはその発表を受けた後、英スポーツチャンネル『BT Sports』のインタビューにこのように語った。
【画像】サラーの決定機を阻止！ クルトワのビッグセーブの瞬間をチェック

「僕は昨日の記者会見で、マドリーがチャンピオンズ・リーグのファイナルでプレーするときは勝利するのが当たり前だとコメントした。その後、Twitterでは『お前は謙虚になるべきだ』という書き込みをたくさん見た。でも、その逆だ。自分のキャリアやハードワークのため、そして自分の名前に敬意を表し、敬意を表してもらうためにもね。特にイングランドでは、僕は十分にリスペクトされていないと思うから」

　そして、「今日は僕に必要な仕事ができたと思う」と振り返っている。

「僕らは世界のベストクラブを一緒に倒してきた。今日のリバプールはとても強かったよ。ただ、今日は僕らが素晴らしい試合ができたと思うし、それがお互いにとっての違いだった」
　
　CL決勝という大舞台での驚異的な記録は、十分にリスペクトに値するはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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