「クロップは他の監督と何が違うの?」南野拓実が内田篤人に明かした名将の素顔と凄さ。「日本人にはいない」

2022年05月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督室のドアはいつもオープンだ」

教え子の南野がクロップ監督(右)の魅力について語った。(C)Getty Images

 DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回で、リバプールの南野拓実が、指導を受けるユルゲン・クロップ監督について語った。

 この最新回では、先日、内田氏がリバプールに飛び、現地取材を行なった際に収録された南野のインタビューが紹介されている。

 在任7年目のクロップ監督は、リバプールをチャンピオンズ・リーグ(CL)と悲願のプレミアリーグ制覇に導き、今シーズンもFAカップとリーグカップで優勝。CLでも決勝(現地5月28日開催)に進出し、1ポイント差で2位に終わったプレミアでは最優秀監督に輝いている。

 ただ、そんな世界最高峰のチームにあって、南野は国内カップ戦では結果を残したものの、重要な試合ではほとんど起用されていない。

 内田氏から「俺は何が必要なんだとか、監督に聞きに行ったりする?」「ちゃんと答えてくれるの?監督にしたら面倒くさいじゃん」と質問を受けると、「(言いに行くことは)最近はないですね」と答え、こう続けている。

「そういう(言いに行く)選手、いっぱいいるじゃないですか。ちゃんとしゃべってますね。一人ひとりに。監督自身も『監督室のドアはいつもオープンだ』と言ってますし、会話をシャットダウンするタイプの人ではない。逆に、言ってきてくれて嬉しいぐらいのタイプですね」
 
 そんな稀代の名将について、「何がいいの、何が違うの? 他の監督と」と問われると、「マネジメント力なんですかね」と回答。内田氏が「アップとか見に来るじゃん。最後(選手が)走ってロッカーへ入って行く時、目の前で腕組みして見ている。ああゆう監督はいいな。一緒に戦ってる感がある」と話すと、南野はドイツ人指揮官の魅力をこう説明している。

「一緒に戦ってる感はめっちゃ選手にも伝わる。試合前のミーティングの言葉の選び方とか、奮い立たせる感じとか。変な言い方すると、演じているというか、みんなを熱くするために演技入っている。日本人的にそういうのはないじゃないですか。観客を煽ったりとか、いいプレーした時に拍手を煽ったりとか。ああいうエモーショナルで、周りも巻き込んでいける監督は、たぶん世界的に見てもあんまりいない」

 内田氏は「日本人にはいないね。自分の能力を全部引っ張り出して、グラウンドに出させてくれる能力がある気がする。伸び伸びやるじゃなくて、11人が動物感がある。あれが凄い」と感嘆。実際にリバプール戦を見て、その手腕に驚かされたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】少ない出場時間で二桁得点達成!現地ファンも絶賛した南野の全ゴール集

【動画】南野は誰と2ショット?「メダルなし」が話題となっている機内記念写真

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!

次ページ【動画】少ない出場時間で二桁得点達成!現地ファンも絶賛した南野の全ゴール集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事