「返してくれ、初めてなんだ」初スクデットのミラン指揮官、乱入ファンに優勝メダルを盗まれ嘆き!救いの手を差し伸べたのは…

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インテルより継続的だった」

ミランを11シーズンぶりのスクデットに導いたピオーリ監督。首に掛けていたこのメダルが…。(C)Getty Images

 5月22日、セリエA最終節でサッスオーロに敵地で3-0と快勝したミランは、2011年以来となるスクデット獲得(優勝)を果たした。11年ぶりの戴冠を果たし、チームやクラブ、サポーターは喜びに浸っている。

 多くのサポーターは、ステーファノ・ピオーリ監督に感謝しているだろう。絶対的なカリスマであるズラタン・イブラヒモビッチと良好な関係を築き、情熱を失わせることなく若いチームを成熟させたマネジメント手腕は大きく称賛されている。

 だが、中には己の欲望のためにその指揮官を落胆させる不届き者がいるようだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』などによると、ピオーリ監督は優勝セレモニー後にファンがピッチに乱入してきた中で、首にかけていた優勝メダルをなくしてしまったと明かしたのだ。

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 約20年にわたる指導者キャリアで初めて主要タイトルを獲得したピオーリ監督は、「返してほしい。初めて(のメダル)なんだ」と訴えた。メダルを手にした者に、この叫びは届くだろうか。

 ただ、いずれにしても、ピオーリは無事にメダルを取り戻せそうだ。事態を知ったレーガ・カルチョ・セリエAは、公式ツイッターで「ピオーリ監督、メダルは明日またお渡しします」と投稿した。指揮官は胸をなでおろしたことだろう。

 試合後、ピオーリ監督は「本当に幸せだ。インテルより継続的だった。選手たちはファンタスティックだった」と喜びの言葉を残している。

「我々は優勝にふさわしい。より強く信じたからだ。我々は昨シーズンからの向上を望んだ。それを果たせば、大事な何かを競えると分かっていたんだ。我々は勇敢だった。スクデットは父にささげる」

 ピオーリ監督がメダルを取り戻す23日、ミランはミラノ市中心部で優勝パレードを行う予定だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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