「スティービーがプレーしないのは残念」クロップが“運命共同体”のアストン・ビラに言及! 一方ジェラードは何と語った?

2022年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「必然的にリバプールの助けになるのであれば…」

クロップ(左)が共に打倒シティを目指す、ジェラード(右)について語った。(C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間5月22日に行なわれるプレミアリーグ最終節ウォルバーハンプトン戦を前に会見に出席。同日に首位マンチェスター・シティと戦うアストン・ビラの指揮官で、リバプールのレジェンドOBであるスティーブン・ジェラードについて語った。英公共放送『BBC』が報じている。

 前人未到の4冠を目指すリバプールは、残り1試合でシティとは勝点1差の2位に位置。自分たちの結果にかかわらず、宿敵が最終節で勝利を収めた瞬間、リーグ制覇の可能性は潰えてしまうため、ビラとは運命共同体にあると言える。

 クロップは「このような状況は、自分がその役になったつもりでしか理解できない」と、ジョークを交えてこう語っている。

「もし私が試合に出場して、(かつて指揮を執った)ドルトムントやマインツを助けることができれば、さらなるモチベーションになる。そういうものだ。でも私はプレーしないし、スティービーもプレーしない。私がプレーしないことよりも、スティービーがプレーしないことの方がずっと残念だよ」
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 ただ、ジェラードのチ―ムには信頼を寄せており、何も懸かっていないとはいえ、打倒シティへ全力を尽くしてくれると信じているようだ。

「スティービーは、私が電話などしなくても、100%真剣に取り組んでくれるだろう。おそらく他のクラブはもうしただろうけど、私はしていない」

 一方、ジェラードも17年に渡ってプレーした古巣に言及。「リバプールに関して、しばらくの間、外部からの雑音や質問が来ることを完全に理解し、リスペクトもしている」と立場を明らかにしたうえで、以下のように思いを伝えている。

「彼らはタイトル争いに加わっているし、私はそこで多くの時間を過ごした。しかし、私やビラ、私の選手たちとの整合性について言われるのはがっかりだ。週末はビラのポイント獲得のために全力を尽くす。それが必然的にリバプールの助けになるのであれば、素晴らしいことだ。ただ優先順位は、あくまでビラのためにポイントを獲得することだ」

 因縁が複雑に絡み合う最終決戦は、一体どんな決着を迎えるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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