冨安が負傷交代のアーセナル、ニューカッスル相手に痛恨黒星。トッテナムとの勝点差2を詰められず、CL参戦へ崖っぷち

2022年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

55分にオウンゴールで先制を許す

マッチアップしたサンマクシマンの対応に手を焼いた冨安。カットインからシュートを許した直後に負傷交代となった。(C)Getty Images

 現地時間5月16日に開催されたプレミアリーグ第37節で、すでに今節を終えて暫定4位のトッテナムとは、勝点2差で5位のアーセナルが、14位のニューカッスルと敵地で対戦。冨安健洋はCBでの起用も予想されたが、コンディションが不安視されていたレギュラーのホワイトとガブリエウ・マガリャンイスが先発入りしたため、定位置の右SBに入った。

 6シーズンぶりのチャンピオンズ・リーグ(CL)参戦を目指すアーセナルは、立ち上がりからニューカッスルに主導権を握られ、我慢の時間が続く。21分にはサカのCKに冨安が飛び込むも、ヘッドでは合わせられない。

 36分にはニューカッスルに決定機を作られる。ショートカウンターから冨安がサンマクシマンに振り切られ、ペナルティエリア内から右足を振り抜かれるが、守護神ラムスデイルが好守で凌ぐ。

 すると、直後に冨安にアクシデントが発生。突然右足のハムストリングあたりをさすりながら座り込み、39分にセドリクと代わってピッチを後にした。先発復帰戦となった今月1日のウェストハム戦と、同様の形での負傷交代となった。
 
 スコアレスで折り返すと、迎えた55分にオウンゴールで先制を許す。ジョエリントンの敵左サイドからの鋭いクロスが、スライディングで防ぎに行ったホワイトの足に当たり、ゴールに吸い込まれた。

 負ければCL出場が遠のくアウェーチームは62分に、たまらずラカゼットを送り込むが、勢いづくホームチームの猛攻に遭い、思うように攻撃に移れない。

 80分にはカウンターから1対2の状況を作られるも、マーフィーのフィニッシュは、ラムスデイルがセーブする。だが、なおも波状攻撃に遭うなか、85分にギマラエスに致命的な追加点を奪われた。

 試合はこのまま0-2で終了。アーセナルはCL出場圏内の4位につけるトッテナムとは勝点差2、得失点差は-15で最終節を迎えることとなった。次戦、その宿敵は降格が決まっているノーリッジが相手ということもあり、トップ4フィニッシュは厳しい状況に追い込まれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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