現地時間５月14日に聖地ウェンブリーで開催されたFAカップの決勝で、４冠の可能性を残すリバプールが、チェルシーと対戦。PK戦にもつれ込む激闘を制して、リーグカップに続く今シーズン２つ目のタイトルを手にした。

　この試合前に、ある大物メジャーリーガーがリバプールに関する投稿をして、話題となっている。大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスの強打者マイク・トラウトだ。

　３度のMVP受賞を誇るスラッガーが自身のツイッターに投稿した動画には、リバプールの応援歌「You’ll Never Walk Alone」をBGMに、まずレッズのユニホームが映し出され、その赤いシャツを着用したトラウトがバットを手にポーズを取る姿が収められている。

【動画】大谷翔平と並ぶエンゼルスのスター、トラウトがバットを片手にリバプールのユニホームを着用！BGMはもちろん…

　トラウトがこの動画をアップしたのは、今月９日に米大リーグ機構（MLB）が、ロンドンと５年間のパートナーシップ協定を結び、2023、24、26年に公式戦を開催すると発表したことに関係があるようだ。

　米メディア『Clutch Point』は、「エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウトは、おそらく23年シーズン以降にロンドンで試合を実施するリーグに興奮しているMLBプレーヤーのひとりだ」と綴り、こう続けている。

「トラウトのリバプールに関する投稿は、ロンドンで開催されるMLBの今後の試合で英国のスポーツファンを興奮させる。MLBが試合を（世界に）拡大しようとするとき、個人的市場を提供するトラウトなどのスーパースターが最も重要になる。野球は英国ではあまり人気のないスポーツだ。しかし、トラウト、ショウヘイ・オオタニ、ジェイコブ・デグロムらのスター選手は、ゲームへの関心を高めるための鍵となる可能性がある」

　この投稿には、ファンから「リバプールファミリーへようこそ」「エンゼルスとリバプールのファン？完璧な組み合わせだ」「よく似合ってるよ」「素晴らしい！」「夏の大型移籍か」といった声が続々と寄せられたほか、「ああマイク…これは残念だ」「何を血迷った？」など落胆のコメントもあった。

　また、「俺たちはいま、パラティチとコンテにオオタニを獲得させる必要がある」「そして、オオタニは僕のお気に入りの選手になった」といった同僚の大谷に関する書き込みも見られた。

　トラウトの投稿は、英国で野球の関心を引き起こすには、一役買ったと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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