マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、選手の入れ替えについて語った。現地紙『Daily Mail』が５月14日付けで伝えている。

　シティは今月10日、今夏の移籍市場の目玉アーリング・ハーランドの獲得を発表。CFが手薄だったとあって、待望の本格派ストライカーの到来に悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇への期待が俄然高まっている。ただ、飽くなき向上心を見せるグアルディオラ監督は、さらなる戦力の上積みに意欲を隠さない。

「世界には、間違いなくここにフィットしてプレーできる素晴らしい選手がたくさんいる。世界はとても広く、数えきれないほどのチームがあり、何度でも勝ちたいという特別なメンタリティさえあれば、トップクラスになれる選手がいる。毎日、決して満足しない。そういった選手を見つけることが最大の課題だ。全ては頭の中にあり、全ての行動はそこから生まれる」

　入団する選手がいれば、当然去る選手もいる。現体制過去５年でもセルヒオ・アグエロ、ヴァンサン・コンパニ、ダビド・シルバ（現レアル・ソシエダ）と、毎年のように中心選手が抜けたが、51歳の名将はその都度確実に立て直しを図り、トップレベルを維持してきた。
【画像】父がプレーしたマンCのユニホームを着用したハーランド

　今シーズン終了後も長年クラブを支えたフェルナンジーニョの退団が決まっているなか、グアルディオラ監督は「若い選手たちが５年も６年も一緒にいられるなんて、決して思ってはいけない。そんなことはないんだ」と、限られた現役生活を送る選手たちを扱ううえでの信念を明かしている。

「選手はプレーして幸せになりたいと思っているのだから、状況はシーズンごとに変わる。もし彼らがプレーできないと見ているなら、出て行って入れ替わるしかないんだ。

　クラブは常に前を見ていなければならない。５人の選手がクラブを去ったとしたら、次の５人の新戦力は誰なのか、あるいはフィル・フォデンのようにアカデミーから昇格できる選手を見極めないとね。こういったことは常に考えなければならない」

　プレミアリーグの覇権を巡り、リバプールと熱いバトルを繰り広げているシティだが、水面下ではすでに新シーズンに向けた戦いが始まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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