「日本は質とインテンシティが高い」川崎のチャナティップが米メディアにJリーグを語る!「札幌は恋しい。でも…」 

2022年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「小さいけど、ビッグな選手になりたい」

米メディアに日本でのプレーについて語ったチャナティップ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎フロンターレのMFチャナティップは、5年ぶりに出場したアジア・チャンピオンズリーグのグループステージで2得点を挙げた。だが、チームは決勝トーナメントに進出することができなかった。

 3試合で2得点を挙げたことは、チャナティップの自信となっただろう。米スポーツチャンネル『ESPN』のインタビューで、本人も「川崎のようなクラブでプレーできると信じることができた」と話している。

「ゴールやアシストを決めるようになってから、コーチやチームメイトたちにも信頼してもらえるようになった」

 ただ、勝ち進むことができなかった落胆は大きい。チャナティップは「ただもちろん、次のラウンドに進めなかったという結果には落胆している。自分が良いプレーをしても、チームが勝ち進めなかったら意味はない」と続けた。

「僕はチャンピオンになるためにここに来た。ビッグな選手のようなプレーをしたいんだ。小さいけど、ビッグな選手になりたい」

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 トロフィーを手にするためにコンサドーレ札幌から移籍したというチャナティップは、「スタートに過ぎない。(移籍後に)時間が必要なのは、世界のどの選手にとっても普通のことだ」と話している。

「川崎にいけると知ったときは、すごくエキサイティングだった。チームメイトにクラブ、通訳とすべてが新しくなり、チャレンジになるということも分かっていた。もちろん、コンサドーレのことは恋しい。5年いたし、とても温かかったからね。でも、人生は進んでいくもの。だから僕は新しいチャレンジに挑まなければいけない」

 過去5年のJリーグで4回優勝したフロンターレだけに、重圧は大きい。チャナティップは「小さなチームではないけど中堅のチームだったコンサドーレから川崎に移籍するのは難しいことだ。大きな変化だからね。(フロンターレでは)優勝だけが目標なんだ」と述べている。

「だからプレッシャーは大きい。でも、いつだってプレッシャーはあるものだ」

 チャナティップは「今はレアンドロ・ダミアンや小林悠、家長昭博といった選手たちとプレーしている。このチームにはとてもクオリティがあるんだ」と話した。

「コンサドーレでも、タイから来た自分にとって、一緒にやった選手はみんな自分の成長につながった。だから僕は向上できたんだ。環境が大事だからね。日本ではみんな高いクオリティとインテンシティのプレーをする。初めてここに来たときから、みんながすごく自分を成長させてくれたよ。より良い環境だったからね」

 コロナ禍のロックダウン中に勉強したという英語でESPNのインタビューに応じたチャナティップ。進化を続けようと努力する28歳は、フロンターレでどこまで飛躍できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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