「少林寺サッカーは相変わらずだ」広州の中国人DFが今度は“身体に蹴り”で辛辣批判! 母国は嘆き「日本や韓国のメディアは不満を…」

2022年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちのアイデンティティをアジア全域に知らしめた」

身体に蹴りを入れる形となり、PKを与えた20歳のチェン・クン。(C)Getty Images

 中国の広州FCに所属する選手のラフプレーが"また"話題となっている。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場している広州は 4月15日に行なわれたジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)との第1節(0-5)で、26歳のDFグァン・ハオジンが相手FWともつれて倒れ込んだ際、後ろから頭に蹴りを入れてレッドカードを受けた。

 頭にキックという蛮行とともに物議を醸したのは、その後のクラブの処分だ。選手規定に違反したとして、なんと翌日に解雇したのだ。これには、国内外から「厳しすぎる」という声が数多く寄せられた。

【動画】相手選手の頭に後ろからキック。レッドカード→即解雇となった広州DFの衝撃ラフプレー
 そんな広州FCが、26日の第5節で再びジョホールと対戦。すると、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、ペナルティエリア内で浮き球のパスに反応した敵FWラマダン・サリファの身体にDFチェン・クンが蹴りを入れたのだ。それほど激しい接触ではなかったものの、主審はPKと判定し、これがダメ押し点となった。

 韓国メディア『MHN SPORTS』は、このプレーを「自国リーグに続き、国際大会でも少林寺サッカーは相変わらずだった」と酷評。「ボールはすでに自分の頭の上を通り過ぎた状況だったが、チェン・クンはサリファに意味のない足を伸ばして、自分たちのアイデンティティをアジア全域に知らしめた」と皮肉った。

 この記事を受けて、中国のポータルサイト『捜狐』は、「中国のサッカーは本当に恥ずべきで、ACLで少林寺サッカーをしていると韓国メディアは嘲笑した」と報道。次のように悲嘆している。

「中国スーパーリーグのチームはACLに若手中心で臨んでいるが、若いということは誰も考慮しない。中国のサッカーが混乱していると分かっているので、日本と韓国のメディアであろうと、ベトナムのメディアであろうと、中国勢がACLをリスペクトしていないと考え、連敗していることに不満を持っている」

 ここまで5戦5敗で0得点・23失点の広州は、これで昨シーズンも合わせ、ACL11連敗となった。最終節の相手はJリーグ王者の川崎だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】完全に遅れて身体にキック!物議を醸している中国人DFのラフプレー
 
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!

次ページ【動画】完全に遅れて身体にキック!物議を醸している中国人DFのラフプレー(2分15秒~)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事