開幕直前チェック ユベントスの強化動向「ドラクスラーを巡るシャルケとの溝」

2015年08月17日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

トップ下はラメラ、エリクセンへターゲット変更も?

ビダルを放出したトップ下の穴が埋まらないユーベ。第一候補のドラクスラーは、シャルケとの交渉が難航している。 (C) Getty Images

 開幕まで残り1週間を切った時点で、ユベントスが残している補強ポイントは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が熱望するトップ下、そして左SBの2つ。
 
 トップ下はいまなおユリアン・ドラクスラー(シャルケ)が第一候補だが、3000万ユーロ(約42億円)を要求するシャルケと2000万ユーロ(約28億円)に届かないレベルのオファーで止まっているユーベの溝は埋まっていない。
 
 もし交渉が進まない場合には、かねてからチェックリストに挙がっているトッテナムのアルゼンチン代表エリク・ラメラ、あるいは同じトッテナムのデンマーク代表クリスティアン・エリクソンにターゲットを切り替える可能性がある。
 
 左SBは、事実上決まっていたギリェルメ・シケイラ(アトレティコ・マドリー)の獲得が突然ペンディングになっている。
 
 これは、本来の第一候補だったアレックス・サンドロ(ポルト)が来夏で切れる契約を延長しない意思を表明したことで、今夏有利な価格で獲得できる可能性が出てきたため。週明け以降ポルトがどう動くかを見守っている状況だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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