「金銭面だけなら別の選択肢があった」浦和の新10番モーベルグは、なぜ日本行きを決断したのか? 相談した元J戦士も明かす「彼はクラブ名を聞いて…」

2022年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ほとんどの地域ではサッカーよりも野球なんだけど…」

国外でのプレーは日本で4か国目となるモーベルグ。欧州以外では初めてとなる。(C)SOCCER DIGEST

 今季のJリーグで、鮮烈なインパクトを残している新外国人選手のひとりが、浦和レッズのMFダヴィド・モーベルグだ。

 デビュー戦となった第5節の磐田戦で、途中出場からわずか3分足らずでいきなり鮮やかなゴラッソを叩き込むと、ここまで出場4試合で2ゴール。アジア・チャンピオンズリーグのセーラーズ戦でも強烈なミドルシュートを突き刺すなど、スウェーデン代表にも選ばれた経験があるその実力を存分に発揮している。

 そんな28歳が、スウェーデン紙『AFTONBLADET』のインタビューで、日本行きを決断した理由を明かしている。

 浦和への移籍話が舞い込むと、モーベルグは当然ながらリサーチをしたようだ。

「Googleで浦和のことを調べて、熱烈なサポーターがとても多いとわかった。試合では6万4000人の観客が集まるのが当たり前なんだ。YouTubeで動画をたくさん見たけど、見た動画のほとんどが満員だった」

【動画】「爪先でコントロールトラップ」からの「ワールドクラスのシュート」浦和モーベルグの衝撃ゴラッソ!
 10番を背負うレフティは、「日本でプレーしていた(エミル)サロモンソンに電話で連絡したんだ。彼はクラブの名前を聞いて、迷うことは何もないと言ってくれたよ」と同胞のアドバイスがあったことも明かしている。

 そして、最終的に日本行きを決めた理由については、「お金だけが理由ではない。金銭面だけ見れば、別の選択肢があった」と語り、こう続けている。

「まったく別の国だから、というのが一番の理由だね。新しい文化、新しい国、そしてまったく別のサッカーを体験するためさ」

 そして、浦和の"サッカー熱"について改めて強調している。

「ここではサッカーの存在はとても大きい。リーグ優勝することをサポーターは願っている。それがチームに期待されていることだ。日本では野球が人気で、ほとんどの地域ではサッカーよりも野球なんだけど、自分が住んでいる場所は別。ここではサッカーが一番なんだ」
 
 熱いサポーターの後押しを受け、北欧からやって来た頼れる助っ人は、浦和をタイトル獲得に導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
協力●鈴木肇

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