「早く家に帰りたい…」頭にキックのDFを即解雇→川崎に歴史的大敗の広州、選手が“メンタル崩壊”の危機と中国報道「監督から罵倒。憔悴しきっている」

2022年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちは恥ずかしい思いをした」

チャナティップに移籍後初ゴールを許すなど、川崎に8点を奪われた広州FC。(C)Getty Images

 4月18日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2節で、中国の広州FCは川崎フロンターレに0-8で敗北。同大会における中国勢最大の得点差となる歴史的大敗を喫した。

 ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に0-5で敗れた第1節に続く惨敗のうえ、その第1節では、相手選手に蹴りを入れてレッドカードを受けたDFグァン・ハオジンを試合の翌日に解雇するという"事件"も発生。ネガティブな話題で叩かれている。

 そもそも広州FCは、コロナ流行を理由に、マレーシアで集中開催されているこのグループステージに若手主体の二軍を送り込んだ。そのため、力の差があるのは仕方ないのだが、こうした状況に選手たちの精神状態は限界にきているようだ。

 上海を拠点とする中国メディア『Oriental Sports Daily』が20日、「広州FCの選手のメンタルは崩壊し、彼らは試合後できるだけ早く家に帰りたいと思っている」と題した記事を掲載している。

【動画】相手選手の頭に後ろからキック。レッドカード→即解雇となった広州DFの衝撃ラフプレー
 同メディアは「ティーンエージャーをアジアの強豪相手にプレーさせるのは全くの想定外であり、解雇後もチームに残っているグァン・ハオジンとともに、選手たちはプレッシャーに苦しんでいる」と指摘。「大敗続きで精神的に崩壊寸前の若手たちは、できるだけ早く試合を終えて帰りたいと思っている」と伝えた。

 また、無観客で監督の叫ぶ声がよく聞こえ、その中には選手を罵倒する言葉が多く含まれていたと指摘。「選手たちは恥ずかしい思いをした。監督は彼らを耐え難いプレッシャーに晒し、精神的に虐待した」と糾弾し、こう続けている。

「選手たちはすでに肉体的、精神的に憔悴しきっており、大会を早く終わらせたいと思っている」

 広州FCは21日に行なわれる第3節で、初戦で川崎と引き分けた韓国の蔚山現代と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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