「次の奇跡を起こすパワーがない」ELでバルサを破ったフランクフルトがブンデスで連敗、地元紙が辛口評価

2022年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半からの鎌田&長谷部の投入は「遅すぎた」

ウニオンに敗戦。試合後、座り込んでしまったパシエンシア。 (C)Getty Images

 現地時間4月17日、ブンデスリーガの第30節が行なわれ、先週のヨーロッパリーグ準々決勝でベスト4進出を決めたフランクフルトは、ウニオン・ベルリンと敵地で対戦し、0-2で敗れた。

 この日、ウニオンの原口元気は先発し、2点目をアシストする活躍だった。一方でフランクフルトは主力を多く休ませ、鎌田大地と長谷部誠はベンチスタート。2点を先行されたなかで58分に鎌田、76分に長谷部がピッチに入ったが、点差を縮めることはできなかった。

 現地紙『Frankfurter Rundschau』は「フランクフルトは疲労困憊。バルセロナでの成功の後、スコアは前よりもひどくなった」と辛口で批評している。

 5段階評価で及第点を与えられたのはGKイェンス・グラールのみ。バルサ戦で2ゴールをマークしたフィリップ・コスティッチに対しては「ほとんど守備につき、カンプ・ノウで見られたような姿は微塵もなし」と辛らつ。先発したクリスティヤン・ヤキッチとアイディン・フルスティッチのふたりには「アピールのチャンスを逃した」「ゲームに入り切れていなかった」と特に厳しい寸評が添えられている。
 
 途中出場となった鎌田、長谷部については「来るのが遅すぎた」とし、評価の対象とされていない。

 現地紙『BILD』も、「フランクフルトは次の奇跡に向けてもうパワーはない」と手厳しく評した。オリバー・グラスナー監督自身は「今日は疲れがすごく出ていて、前半の25分で本当にひどいプレーをしていた。ここで勝つことができないのは当たり前だ。でも、選手を責めないでほしい。彼らはすべてを試していた」とコメントしている。

 2連敗となったフランクフルトは、これでリーグ戦4試合勝ち星なし。今後、プレミアリーグのウェストハムとのEL準決勝を控えているが、重要な一戦に向けて持ち直すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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