「日本の選手は失敗を恐れすぎる」神戸のロティーナ監督が母国メディアに語ったJリーグとスペインの“決定的な違い”「彼らには衝撃だろうが…」

2022年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「5年前に日本にやって来た時、我々はさっそく問題を抱えた」

今月8日に日本で4クラブ目となる神戸の監督に就任したロティーナ。(C)SOCCER DIGEST

 ヴィッセル神戸の新指揮官に就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が4月14日、母国スペインのラジオ局『Cadena SER』のポッドキャストで、日本人選手について語った。

 これまで東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルスで指揮を執り、Jリーグでの経験が豊富なロティーナ監督は、日本人選手について「彼らは失敗を恐れすぎている。ドリブルをするように勧めなければならない」と語り、こう続けている。

「5年前に日本にやって来た時、我々はさっそく問題を抱えた。彼らはトレーニングに多くの時間を費やし、ボールタッチを多くすることに慣れているので、1対1で仕掛けるプレーヤーはほとんどいなかった」

 64歳の指揮官は、「彼らはボールを持って何時間も費やす。クオリティはあるのに、ボールを奪われる。スペインや南米では1対1をもっと大切にしている。攻撃の状況では、ボールを失うことを恐れないように彼らを励ます必要がある。文化的に、彼らには衝撃を与えるだろうが、少しずつそれを改善している」と続けている。

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 それでも、日本サッカーにも良い部分があると感じているようだ。「スペインから持ち込んだものは最高ではなく、日本のものがすべて悪いわけではないと、いつも選手に説明している。ヨーロッパやスペインのサッカーと異なって進化したものがある。日本には良い部分もある」と強調している。

 また、海外志向の選手が多いことにも言及。「日本の選手の執着は、お金を稼ぐことではなく、ヨーロッパ、スペイン、ドイツ、英国に行くことだ。日本より給料が少なくてもね」と語っている。

 そんな日本のサッカーをよく知る指揮官は、同胞のアンドレス・イニエスタを中心としたタレント軍団を上昇気流に乗せられるか。その手腕に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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