「なぜそんなことをするんだ?」クロップ、不可解なキックオフ時間に不満爆発!「ホットで誰もが見たがっているが…」

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

『第1レグと第2レグの間に小さな棒を投げてやれ!』

選手ではなく、視聴者優先の日程に噛みついたクロップ監督。(C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、アスリートファーストが軽視された試合日程に噛みついた。

 現在プレミアリーグ2位につけるリバプールは、主戦場のリーグ戦に加え、FAカップとチャンピオンズ・リーグ(CL)にも継続して参戦中。すでに戴冠を果たしたリーグカップと合わせ、前人未到の4冠を目指している。

 一方で、勝ち続けることで生まれる弊害がある。過密日程だ。10日にマンチェスター・シティ戦(プレミアリーグ第32節)を消化したチームは、13日にベンフィカ戦(CL準々決勝の第2レグ)、16日に再びシティ戦(FAカップ準決勝)、19日にマンチェスター・ユナイテッド戦(プレミアリーグ第30節)と、ビッグマッチが乱立。

 4月下旬にかけても、24日にエバートン戦(プレミアリーグ第34節)、ベンフィカ戦の結果次第で、ミッドウィークにビジャレアル戦(CL準決勝の第1レグ)を戦い、30日にはランチタイム・キックオフでのニューカッスル戦(プレミアリーグ第35節)が控えている。

 英紙『The Guardian』によれば、クロップ監督は12日に行なわれたベンフィカ戦の前日会見で日程に言及。「我々は4つのコンペティションに参加し、ありがたいことにいずれも早期敗退していない。今あるスケジュールを乗り切ろう」と語りつつ、以下のように苦言も呈している。
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「これまでの成功のおかげで、土曜にシティと対戦するが、組み込まれるのはアストン・ビラ戦(プレミアリーグ第33節)でもよかったかもしれない。次にユナイテッド、エバートンと戦い、明日勝てば(CLの)準決勝もある。それにもかかわらず、(試合を中継する)BT Sportとプレミアリーグは、12時30分からニューカッスルとのアウェー戦をやるべきと考えたんだ」

 闘将の訴えは止まらない。「リバプールはホットで、誰もが見たがっている。だが、我々のことを気にも留めない」と、皮肉たっぷりにこんな不満をぶちまけている。

「もし私たちがCLの準決勝を戦うなら、世界の他のリーグや他の放送局で、(週末に)そのチームを12時30分から放送するところを探してみてくれ。『第1レグと第2レグの間に小さな棒を投げてやれ!』みたいな感じか?なぜそんなことをするんだ?」

 リバプールにとって、難敵は相手チームだけではなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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